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王子のきつね 古典と新作らくご絵本

Sanza Yanagiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784251095046
ISBN 10 : 4251095049
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ひさびさに、かせぎにいきますかねえ」おなかをすかせた子ぎつねたちのために、人間にばけてまちへでかける母ぎつね。そのようすを見ていた男は、だまされたふりをしようときつねにこえをかけます。きつねと人間のばかしあい。はてさて、どうなりますやら…

【著者紹介】
柳家三三 : 1974年、神奈川県生まれ。落語家。人間国宝・柳家小三治一門の真打。神奈川県立小田原高校卒業。平成11年北とぴあ若手落語家競演会大賞、平成15年度にっかん飛切落語会飛切大賞、平成19年度文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞、平成19年度彩の国落語大賞、平成21年度国立演芸場花形演芸大賞など、受賞多数

原マスミ : 1955年、千葉県生まれ。ミュージシャン、イラストレーター。1982年、レコードデビュー。音楽活動とともに、作家・吉本ばななの作品など多くの装画や絵本でイラストを描く。2007年、目黒区美術館にて展覧会を行う。公立美術館での2ヶ月に渡る展示はイラストレーターとして異例。またCMやアニメ、テレビ番組などのナレーション、声優でも活躍

ばばけんいち : 馬場憲一。1957年、山梨県生まれ。「ざぶとん亭風流企画」主宰。慶応大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    今日発売の落語絵本。4人の人気落語家が文を担当しており、4冊本屋にあったが、今若手の古典落語と言えばこの人しかない。さて、子ども向けだから絵で想像すべく語りは少ないので、落語のようなリズムで読むのはちと難しい。が、さすがにサゲまでうまく出来てましたね。笑いました。人間を騙そうと街に出たキツネは、さあ、人間を騙せるのか。キツネものでも、ごんぎつねとは随分と毛色が違うようで(笑)

  • Kumiko

    よしもとばななさんの装丁などで見かけたことのある原マスミさんの絵。ばななさんの小説にすごくマッチする、静謐な絵…と思ってたのに、一たび作品が変わるとこんなにも雰囲気が変わるのか!おどろおどろしい感じが出ていて、面白かったです。もとは有名な落語の話なんですね(レビューを見て初めて知った)。どうしてこの話でタイトルが「王子のきつね」なのか無学な私はさっぱり分からず。博学の方、どなたか教えて下さい。

  • たまきら

    表紙がマドンナのようですが、タイトルをよく見てください。あの落語で有名な話です。オタマさんにはキツネが化かす、という感覚がまだないのでいまいちぴんと来なかった模様。残念。

  • ヒラP@ehon.gohon

    狐が人を化かす話とタイトルの関係がわかると、お話の面白さも膨らんで来ました。 東京北区は王子稲荷神社のお稲荷さま。 お稲荷さまが人を化かすとは思いもしなかったのですが、確かに狐です。 人をだますつもりが、逆にだまされてしまった母親狐、人を信じられなくなってしまいました。 とてものどかな絵なので、現在の王子周辺の町並みとのギャップが、不思議でした。

  • Lesen

    狐が人に化ける所を見た人間は逆に狐を騙そうと。人に化ける箇所の絵がシュールすぎて怖い。オチも楽しい。狐も子を思う母親だね。表紙の絵の簪がドングリ(笑)なんで王子なのかと思っていたけれど、解説で分かりました。王子稲荷神社周辺で繰り広げられているからなんですね。

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