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民藝図鑑 第三巻 ちくま学芸文庫

柳宗悦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480511850
ISBN 10 : 4480511857
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

柳宗悦とその仲間たちが見つけた「民藝」という美の概念は、決して日本国内の工藝品にだけあてはまるものではなかった。『民藝図鑑』最終巻はそれを証明する「外邦民藝」を中心に編まれている。これらの多くは、日本の工藝品同様、柳たちの活動がなければ日本国内はもとより、本国でも注目されることのないものであった。選ばれたのは、今では蒐集家垂涎の的となっているイギリスのスリップウェアやウィンザーチェア、スペインの色絵陶器、デルフトのタイル、メキシコのレタブロ、タイの宋胡録、中国の天啓染付や呉須赤絵、アイヌの衣装など。柳は本巻の作成中に逝去する。

【著者紹介】
柳宗悦 : 1889‐1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nonberg

    第三巻は図譜124点を収め、沖縄の紅型(びんがた)、アイヌの織物、明窯の陶磁器、西洋の木工、蓑や背負籠などの民具と幅広く解説する。紅型は、反復性(コピー性)が高いため価値を低くみられるが、型染(かたぞめ)の原型を伝えるものであり、図譜2の干された網を意匠化した18世紀の紅型衣装は現代作品といっても通じる斬新さを示す。また蓑などの手業はどこまで受け継がれていくのか。本図鑑が編まれた昭和30年代を境に、第一次産業は急激に衰退し、旧来の生活様式を維持できないなか、手業として生きのこる途は残されているのだろうか。

  • kaz

    モノクロの写真だと質感がなかなかとらえられないが、それでも民藝館の魅力の一端が伝わってくる。図書館の内容紹介は『柳宗悦が晩年、民藝同人の総力を結集して、自分たちが考える“美しいもの”を図版と詳細な解説で総合的に示した書。第3巻は、イギリスのスリップウェア、スペインの色絵陶器など、外邦民藝を中心に紹介する』。

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