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ISBN 10 : 4480093338
Content Description
たくさんの美しいものに触れ、もの作りの現場に足しげく通った柳は、美を生む上で人間の「自我」が大きな障壁になっていることを確信する。ではどうしたらそれを克服することができるのか…。自我からの解放を説く仏教に若き日から親しみ、苦悩しながらもの作りにたずさわる仲間を持つ柳は、その難しさを痛感していた。思案のさ中、彼の眼に『大無量寿経』の中の一節「無有好醜の願」が飛込む。もはや美醜などない、全てのものは既に救われている、とするその一文を手掛りに、柳はどんな作り手でも「無」の境地に至り、美しいものを生み出すことのできる道を編み出していく。
目次 : 妹の死/ 死とその悲みに就て/ 亡き宗法に/ 私の念願/ 美の宗教/ 美の法門/ 無有好醜の願/ 美の浄土/ 法と美/ 不二美/ 仏教美学について/ 民藝美の妙義/ 安心について/ 凡人と救い/ 無謬の道/ 伝統の形成/ 心偈(抄)
【著者紹介】
柳宗悦 : 1889‐1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。その後、濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ロビン
読了日:2019/10/06
1.3manen
読了日:2013/10/11
tetekoguma
読了日:2024/07/07
烏
読了日:2023/05/10
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