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源氏物語 澪標-少女 3 岩波文庫

柳井滋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003510179
ISBN 10 : 4003510178
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

みをつくし恋ふるしるしに―明石から帰京した源氏は、公私ともに充実の時を迎える。内大臣に昇進、明石君には女児誕生、広壮な私邸を造営し、愛する女たちを迎える。その栄華に唯一影を落とす藤壺とのかつての恋…。精密な原文と注解、原文で読む千年の物語。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    光源氏がこの世の春を迎える巻。でも過去のツケがジワジワと子供たちに覆い被さってきているのが遣る瀬無い。冷泉天皇と夕霧、おいたわしや。坊主も本当に申し訳ないなら、思わせぶりな事すんなや!白々しいわ!光は「蓬生」で困窮した末摘花の援助を申し立てるも「世間体があるから」と表立たない癖に、容貌が可愛らしい明石君との子には喜び、ちゃっかり、紫上の子にする姿は本当に八方美人で調子のいいだけの男だなと思うしかない。末摘花も難儀な男に惚れたもんやな・・・。六条御息所の娘である斎宮女御に執心を告げる場面は本当に気持ちが悪い

  • syaori

    澪標から少女まで。冷泉帝への御代替わり、思慕し続けた藤壺の死、息子・夕霧の元服と時代が移ってゆくのが感じらます。流謫から戻って自覚的に政治や権力争いに関わってゆく源氏の君は、父帝たちに庇護されてゆゆしい(不吉な)までに美しかった時代から、(それでもまだ超越的なのですが)地に足がついて、人ならぬモノから人間になったよう。それに伴って物語も、「みな人にゆるされた」君を中心とした神話的なものから小説的な深みを増していくように思います。人々の尽きぬ物思いと、隆盛を極める君の栄華を象徴する六条院を眺めながら次巻へ。

  • NAO

    澪標から少女まで。中央に呼び戻されて政界に復帰した源氏は、念願の男の理想郷六条院を着々と造り上げていく。彼がしたい放題やっている一方で、憧れ続けた藤壺が亡くなり冷泉院が出生の秘密を知り、やがて源氏も自らの過去のツケを払わされることになりそうだという予感も。源氏のあまりにも自分勝手な恋愛事情と対照的な、夕霧の淡く幼い恋がかわいらしい。

  • 金吾

    ○時代の移り変わりを味わいながら話が進みます。この巻では源氏の人柄のよさも表れています。「蓬生」「絵合」「朝顔」が良かったです。

  • tsu55

    栄華を極める源氏。息子に対する教育方針は意外に厳しい(女性に対してはデレデレなのに)、というかマトモ。 宮廷スキャンダル(冷泉帝が源氏と藤壺の間に生まれた不義の子)を扱った物語がなぜ当時の人にすんなりと受け入れられたのか(現代なら、ネトウヨとかが騒いでたいへんなことになるだろう)疑問に思っていたのだけれど、巻末の今西祐一郎による解説を読んで納得。

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