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皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!

柳下毅一郎

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862555861
ISBN 10 : 4862555861
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan

Content Description

あなたの知らない日本映画の魑魅魍魎な世界にようこそ!
大人気シリーズ最新刊!!

新型コロナウイルス感染症によるパンデミックに襲われ、世界中でパニック映画が現実化した2020年。
そんな状況下で、日本映画界では『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が興行収入300億円の大台を突破し、歴代1位のジブリ映画『千と千尋の神隠し』の記録に迫っているという。

それはさておき、我らが皆殺し案件はコロナ禍においても変わらず健在であった!
地方映画、2・5次元系映画、幸福の科学映画、恒例のモナコ国際映画祭受賞作……
「誰がこんな映画作ったんだよ! 」と叫びたくなる映画が今年も花盛り。
「誰がこんな映画作ったんだよ! 」と叫びたくなる謎映画がよもやパンデミック状態。

誰のために作られているのかわからない、誰が観ているのかもわからない、そんな映画たちを、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存する「皆殺し映画通信」がばっさばっさとぶった斬る!

恒例の巻末企画「皆殺し映画放談」では、古澤健(映画監督)、岩本和明(『映画秘宝』編集長)のお二方をゲストに迎え、
日本映画のあれやこれやを大いに語りつくす。


《著者情報》
柳下毅一郎(ヤナシタキイチロウ)
1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。
ガース柳下の筆名で『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(洋泉社/文春文庫)を町山智浩と共著。
著書『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』(青土社)、『新世紀読書大全 書評1990-2010』(洋泉社)など多数。
訳書にR・A・ラファティ『第四の館』(国書刊行会)、監訳書に(東京創元社)など。

【著者紹介】
柳下毅一郎 : 1963年大阪府生まれ。雑誌編集者を経て英米文学翻訳家・映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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昨年は、公開された本数が少なかったと思う...

投稿日:2021/07/03 (土)

昨年は、公開された本数が少なかったと思うが、この本では減っていないどころか有象無象のものが増えている印象。(昨年の本より30ページ増し) 題名も初めて目にするし、本当にこんな映画があるのかというものばかりが続く。日本映画界全体が、水面下に沈んでいくようだ。 巻末に収録されている古澤健監督との対談は、今の日本映画の状況、映画館へ行くことについて考えさせられ、読み応えがあった。

アーチ さん | 東京都 | 不明

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本書のもととなるメルマガでは映画評論家で...

投稿日:2021/04/18 (日)

本書のもととなるメルマガでは映画評論家である著者が日本映画のあまりの本数の多さゆえに誰も文字通り映画を観ていない(観ることができない)のではないかとの問題意識のもと、ありとあらゆる映画を観ようとする記録となっている。本書は2019年から2020年の公開作品が対象となっているが、新型コロナウイルスが流行する前は2.5次元映画が流行る傾向にあったが、接触が難しくなった現状は廃れていく一方、町おこし映画は相変わらずの勢い、しかも、群馬県の町おこし映画では地元からの資金調達と地元住民の出演等と映画を撮りたい人たちがマッチングし、1つの円環が完成していることが本書で分かった。さらに、大阪では皆が知っているマダムシンコの伝説の映画も収録されているが、この批評を読むだけで伝説となる理由もよく分かる。1年に1度は書籍で読みたい、誰も観ない映画集。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 北白川にゃんこ

    コロナ禍!一番躍進したのはハッピーサイエンスだった!ツヨイ!何が影響するか分からないものだなあ。

  • ankowakoshian11

    読了。岩田さんが消えたのがこの辺かららしい。

  • Gen Kato

    現代日本映画批評として最高のシリーズ。今回も読みながら「ああ、観たくないわ、観ちゃいかんわこりゃ」とお腹いっぱいになりました。しかし幸福の科学映画に関しては柳下さんの文章力でついつい観たいような気になってしまうんですが(危険)

  • Mr.deep

    コロナ禍でもいつもと変わらぬいい意味での通常営業。しかし、興味も造詣も一切ない上、どう転んでも火傷確定案件とはいえ、鬼滅の刃に一言も言及がないのは2020年の映画批評として流石にどうかと思った。

  • coolmonster

    個人の映画に対してはではなく、人間に対する好き嫌いを持ち込んでいる時点で今回はダメでした。桜田ひよりという女優さんが悪い意味で注目されていますが、確か「咲 阿知賀編」の主演女優だったような・・・。

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