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孤狼の血

柚月裕子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041032138
ISBN 10 : 404103213X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

警察ハードボイルドの新たなる金字塔!

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追う。心を揺さぶる、警察vs極道のプライドを賭けた闘い。

【著者紹介】
柚月裕子 : 1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    図書館の予約に超大幅に出遅れてようやく読めました!出版されて1年以上経過しているので、新作ハンターとしては失格です。柚月裕子、初読となります。男性作家かと思うほど骨太の刑事小説でした。昔ながらヤクザ絡みの小説は、現在はあまり成立しないので、昭和の設定でないと難しいのかも知れません。最近、個人的に広島付いていて、明日は広島出張(残念ながら日帰り、来週だったらCSも見られたのになぁ)です。

  • ウッディ

    マル暴担当の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着が噂される大上とともに、金融会社社員の失踪事件を担当する。破天荒な捜査に戸惑いながらも、筋を通す大上の正義と人間味に魅了されゆく。未知なるヤクザの世界、大上刑事の裏の顔を覗き見するような感覚で、物語が進みます。塗り潰された日誌の理由、日岡が広島弁で啖呵を切る場面は胸が熱くなりました。色んな形の正義があり、ヤクザの世界を肯定するわけではないが、信念を貫く姿にすがすがしさを感じました。またも、柚月さんが描く登場人物に魅了され、一気読みの面白さでした。

  • サム・ミイラ

    孤狼の血。いいタイトルだ。その意味はラスト鮮明に浮かび上がる。広島とくればあの仁義なき戦いの舞台。ヤクザ物が苦手な私だがこれはその手のものとは違う。警察の目線で描かれる物語はまるでノンフィクション。主人公大上の生き様に真の漢を見せつけられ反発しながらも彼を慕うもう一方の主役日岡の思いに激しく共感する。後半の展開はもう涙が止まらない。昭和から平成へのロマン溢れる迫真の描写に胸が熱くなる。完璧な構成。ここに大傑作が誕生した。柚月裕子はどんどん凄くなる。何処までゆくのだろう。とことん付き合いたい(笑)

  • どんふぁん

    2018年8月18日読了。大上さぁーん!もう涙涙やったです。極悪警察小説とはよく言ったよねぇ。大上さんみたいな人、現実におるわけないけど、大上さんみたいな正義感ある人も、この世にはもう居ないような気がします。昔はおったような気もするけど。ヤクザと警察ものと言えば、呉ですね。広島弁がよかったです。あと、ヤクザ言葉も物語を締めてましたね。気味悪いシーンも出てくるし、気をつけて読んでほしい話だと思いました。

  • 遥かなる想い

    2016年このミス国内第3位。 マル暴を相手に戦う大上刑事の圧倒的な 存在感がいい。その部下 日岡の視点で物語は 進むが、破天荒な生き方が王道の展開で快感で ある。人間臭い警察小説の世界..著者は 大上刑事を軸に見事に構築していく..現代に おける極道たちのせめぎ合い、そして それに対処する大上たちの権謀術数..読んでいると 映画のワンシーンが脳裏に浮かんでくる気がする.. そして大上から日岡へと引き継がれる想い.. ひどく 昭和的で昔ながらの、日本的な極道の物語だった。

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