Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• のり

  読了日：2025/08/13

  11話からなる短編集。ショートショートなのに読ませますねねぇ〜。あと味の悪いものから、心温まる作品集。色々詰まったお菓子箱の様なら贅沢。しかも最後に「佐方」シリーズのスピンオフまである。「サクラ・サクラ」も好みだった。

• ケンイチミズバ

  読了日：2024/06/26

  昔の大人は時代劇が好きでした。差別用語だらけ、残酷なシーンをテレビで子供の私も普通に見て育ちました。瞽女（ごぜ）が登場する短編があります。目が不自由で農家で使い物にならず、人買いに売られる女子が生きるための数少ない選択肢が三味線を覚え、旅芸人としてさすらう人生です。見えないため数々の身の危険があります。夜は着物の帯で腿を縛り付け股が開かぬよう用心して眠る。生きるすべは三味線だけ。魂の籠る音が人々の心を打ちます。福祉など存在しない時代に重いハンデを背負った少女の言葉が、奉公先で弱音を吐く少年を勇気づけます。

• やな

  読了日：2025/03/24

  バラエティーに富んだ短編集、柚月さんの新しい一面を見た気がした。

• 小説を最初に書いた人にありがとう

  読了日：2024/05/31

  大好きな作家の柚月裕子さんの短編集。思いの外のイヤミスあり、時代物あり、ブラックユーモアあり、そして柚月作品と言えばの佐方貞人のスピンオフありと盛りだくさんで楽しめた。心に印象深く残ったのは瞽女と言われる盲目の旅芸人の話。目に障害があり、家が貧しい為、幼くして旅芸人に売られる女の子が強く生きていく姿に感涙。どの話も味わい深く読了。

• ペグ

  読了日：2025/09/03

  柚木さん初の短編集とのこと。以前セバスチャン・フィツェック「治療島」で知ったミュンヒハウゼン症候群が出てきて妙に懐かしく思う。特に好きだったのは「泣き虫の鈴」「ヒーロー」色々なパターンの短編に柚木さんの発想の豊かさを感じた。

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