Books

全訳男色大鑑 武士編

染谷智幸

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909658036
ISBN 10 : 4909658033
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

殺されたい。愛するお前に。究極の純愛!あんどうれい、大竹直子、九州男児、こふで、紗久楽さわ、超豪華!イラスト陣!

目次 : 序 男女の恋は間に合わせ、男色こそ恋の本道/ 巻1(色はふたつの物あらそひ―男が男に恋する二十三の理由/ 此道にいろはにほへと―この道ひとすじ「一道」先生、少年二人の恋路見守る ほか)/ 巻2(形見は二尺三寸―信玄公と共に戦ったこの刀、これで仇を討ってくれ/ 傘持つても濡るる身―俺もいつかは兄分を持ち、その方を可愛がりたい ほか)/ 巻3(編笠は重ねての恨み―恥辱を晴らすは衆道の義、武士に劣らぬ稚児の心根/ 嬲りころする袖の雪―雪責めしたのは、ただお前だけだと言ってほしかったから ほか)/ 巻4(情けに沈む鸚鵡盃―遊女に飽き、妻に先立たれ、最後に行き着くところは/ 身替りに立名も丸袖―愛する人の代わりに死ねますか。男色の意気地が奪った三人の命 ほか)

【著者紹介】
染谷智幸 : 茨城キリスト教大学教授

畑中千晶 : 敬愛大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
男色大鑑の歌舞伎若衆編がよかったのでこち...

投稿日:2025/07/12 (土)

男色大鑑の歌舞伎若衆編がよかったのでこちらも購入。こちらもよかったです。心に刺さる若衆の行動。命を懸けての純愛。時代考証の別の本をそろえなくても、わかりにくい道具には挿絵説明入りだし、わからない用語も解説つき。現代語訳もされていて、ただ読めばいいだけで楽。こちら高く評価します。現代風の挿絵が一話につき一つのっていて、あまり下品すぎず安心しました。いまふうのBL小説と違って過激な性描写もなく、読みやすい。後には彼らの今の人にはできないような行動力に胸が熱くなる!!こちらもっと高い評価でいいのでは…と思われます。私は星8くらいつけたいなと思いますが…

ojisan さん | 埼玉県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 澤水月

    密通で殿に右手落とされ、更に不義相手を「さすったからお憎いでしょう」と挑発、残る手も斬られつつ反転、後姿もご覧じろ…と斬首される若衆! 18、19で前髪落とさねばならぬ美少年愛はまさに「時分の花」。だが、老いても髪型変えず関係続ける例も。衣装コード厳しいだけに幼年が成年に、また逆に化けるなど様々な愛の形描かれる。1687年作、つまり1785年脱稿の性愛極北なサド「ソドム百二十日」の百年前かと感慨。江戸中期、実戦はないが武士としてマコト・情・道や筋(スジ)=意気地を通し、流血沙汰や死の話多い(コメントへ続

  • 波璃子

    井原西鶴「男色大鑑」の現代語訳。古くから男の嗜みともされた衆道。切腹に果たし合いと一度の恋でそこまでするのか、と思うほど壮絶だった。序で西鶴が男色はこんなに良い!女はダメだ!と熱弁を振るっているのも面白い。江戸時代の風俗としても楽しく読めた。次巻の歌舞伎編も楽しみです。

  • べる

    西鶴の男色物語の描き方は直接的ではなく、連想の網の目を辿って行った先に意外と大胆に最良のエロスがある。月も山も桜も、あらゆるものが二重三重に意味をもつ古典文学においてそこに気付くことが古文を読む楽しみ。西鶴は長年俳諧に親しんでいたから、少ない言葉で豊かな世界を描き出すことができる。原文に立ち返って読みたくなった。男色を彩るキーワードは意気地、志、情け。自分の命を捨てる覚悟で信念を貫く心の強さ、愛の強さが見えた。死によって自身の生が全うされるという感性があり、主君への忠義を示して命を捨てる場面が多々あった。

  • きなこ

    小説本文とあらすじで文章のテイストが違いすぎて受け入れにくかった。 本文は現代語訳とは言え、やや硬めの文章。一方のあらすじは、オタクのノリを持ち込んだような寒めの文章。“はるたん”とか、元ネタ好きな私から見ても引いちゃう……。そもそも時事ネタは時間が経つと意味が伝わらなくなってしまって危険な気もする。 重めの文も軽めの文も嫌いじゃないけど、そんなにポコポコ頭を切り替えられる程、私の脳は上手に対応をしてくれないのです。 挿し絵は作品ごとにイラストレーターが違うから、クオリティもだいぶ違う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items