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指導者はこうして育つ フランスの高等教育: グラン・ゼコール

柏倉康夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784905497011
ISBN 10 : 4905497019
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan

Content Description

大統領や首相経験者にグラン・ゼコール出身者が多いのはなぜか。フランス人は、こうしたエリートの支配をどう見ているのか…。フランスの高等教育の実態を書いた、フランスという社会を知る糸口を与えてくれる書。

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Book Meter Reviews

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  • masabi

    フランスの教育制度を概観してからエリート養成機関であるグラン・ゼコールの説明、最後にフランス教育の批判から構成される。日本でも有名となったバカロレア試験で優秀な成績を修め、更なる選抜試験を経て準備学級へ。そこで数年勉強漬けになり、選抜を突破すればグラン・ゼコールへとはれて進学することができる。グラン・ゼコールに必修はなく生徒が自主的に興味関心に従って勉学を深める。エリート養成機関だけあり月に十分な額が支給され、勉強に専念しその進路も政治家、官僚、大企業と国家の中枢を担う。

  • ラウリスタ〜

    この本はものすごく内容が濃い。フランスの大学は日本みたいな入試がなく、バカロレア通ったら好きなところに入れるとか聞くが、そういう「大学」とは別に、「グラン・ゼコール」という学校がある。大きな学校っていうその名称から「高等専門学校」なんかなと思われたりもしそうだが、そうではなく、国家のエリート中のエリートを養成する機関、在学中から給料を貰って猛烈に勉強する。何位で入学したかとかが一生つきまとう、熾烈な競争。フランスの著名人はことごとくここを出ている。専門家ではない、真の教養人、エリートの養成所。

  • たろーたん

    哲学が有名だがバカロレアには国語の試験もある。テクストがA〜Eまであって、「ヴェルレーヌの詩を注解しなさい」「あなたは、フィリップ・ジャコッテの「それはまるでこの世の外の出来事。失われた、奇跡的に失われた、護られた世界。」という庭の定義は、詩にも当てはめることができると思うか?これについて、資料のテクストや、教室で学んだ詩、さらには自分で読んだ詩を参照しつつ、秩序だって論じなさい」「あなたに感銘を与えた場所に立ち返り、その場所を思い出して、詩的なテクストを作りなさい。テクストは必ずしも詩である必要はない。

  • 寝子

    「哲学は知識ではない。哲学は、すべてを問題とする反省(思考)の方法なのだ。君たちはこの5,6年間様々な知識を教えられ信じてきた。君たちにはいまやそれらの知識を再検討する権利がある。その厳密さについてではなく、その限界、基礎、起源を再検討する権利である。これまで教えられてきた知識を審判にかけなくてはならない。その権利を行使するのは君たちだが、それには一つの条件がある。それは君たちの反省(思考力)だけを用いることだ。反省とは、賛成と反対に耳を傾けることのできる公平な判断力であり、少しばかり向上した良識なのだ」

  • 河副ときわ

    フランスの教育制度について記されている。内容が濃いのでどこかで再読しなければ。

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