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すらすら読める風姿花伝 講談社+α文庫

林望

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062817332
ISBN 10 : 4062817330
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan

Content Description

「総ルビつき原文」と著者オリジナル現代語訳つき!読みにくいと敬遠されがちな古典がこんなに分かりやすく、面白く「すらすら読める」!人生論としても読める世阿弥による至高の芸能論は、現代人にとってぜひ耳を傾けたい言葉に溢れています。古典が私たちに伝えてくれる「知っておきたい日本人のこころ」が、新鮮な響きであなたの胸に染み込んでいきます。

目次 : 古典はむずかしくない/ 風姿花伝/ 風姿花伝第一 年来稽古条々/ 風姿花伝第二 物学条々/ 風姿花伝第三 問答条々/ 第五 奥儀云/ 花伝第六 花修云/ 花伝第七 別紙口伝/ 『風姿花伝』とは何か

【著者紹介】
林望 : 作家・国文学者。慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。「イギリスはおいしい」で日本エッセイスト・クラブ賞、「ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録」で国際交流奨励賞受賞。エッセイ・小説等のほか、『能よ 古典よ!』『能の読みかた』など能関係著書多数。若い頃より観世流能楽の実技を学び、小金井薪能の創始に参画。新作能『仲麻呂』『黄金桜』創作、また観世宗家清和師と共に『聖パウロの回心』創作。『謹訳源氏物語』全十巻で毎日出版文化賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミエル

    読みやすさMAX。本書は藝大助教時代の有志読書会がベースとのこと。風姿花伝は、ただの能に関する書物ではない。教育論から演技論、人生論まで幅広く解いた哲学書じゃないかと。世阿弥の視点は、鋭く論理的でブレがない。特に、素人と玄人の違いが琴線に触れた。スポーツでも芸術でも、何か芸事で食べていこうと考えたことがある人なら、ジャンルを問わず分かるはず。読んでよかった。

  • ゆう

    風姿花伝3冊目の読了。タイトルに違わず読みやすい。初心者にオススメできる。訳者の文体は品があって好みなので、他も読んで見たい。世阿弥が本書の中核部分を著したのは、ちょうど今の自分と同じ、30代後半の頃だという。それを知ると、この古典の味わいが全く新たなものになる。この境地に辿り着く迄に、どれほど濃密な日々を過ごしてきたのか、そこに想像が及ぶようになった。努力の天才という人物像が、自分の中に定着した。

  • あやーきー

    若さによる「かりそめの花」や技術の大成に慢心する事なく修練を重ね、「真実の花」を咲かせる。その花を会得した時、老木になっても花は散り失せず残る。能を極めた世阿弥が記した演劇の奥義。私が知りたかった年老いても魅力的な人の真髄に触れた気がする。

  • Jas

    物事を極めた人というのは本当に素晴らしい。全てから学ぶ姿勢。どこまでも学ぶ姿勢。内省の日々。このような生き方がしたい。他の訳での風姿花伝も読んでみたい。能も一度観てみたいなぁ。

  • Hiroshi

    先人からの芸の風姿を承継しつつ、心から心へと言葉を超越していく花(面白いという感興をおこさせるもの)が大切だという意味合いでつけられた「風姿花伝」書。能の一子相伝の秘伝書だ。著者の世阿弥は観阿弥の子。1363年に生まれ、能だけでなく蹴鞠や連歌にも通じていた。将軍義満や義持、公家二条良基の知遇を得た。22歳で父観阿弥が急死したが一座を率い、申楽を深化させた。伝書を著し、能の名曲を創作した。将軍が義教になると弾圧され、長子元雅の死、佐渡流罪と晩年は悲運であった。80歳を超えるまで生きた。最期は明らかではない。

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