Books

「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」

林智裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198657758
ISBN 10 : 4198657750
Format
Books
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

能登半島地震、ALPS処理水、表現キャンセル、ワクチン―「情報災害」と「風評加害」は再び繰り返される。「社会正義」を掲げる身勝手な「やさしさ」が、あらゆる社会問題を解決困難にする。不平等な正義を売りつける「正しさ」の商人は誰だ?

目次 : 第1章 被害者文化という侵略者/ 第2章 処理水海洋放出と情報災害/ 第3章 海外からの加害行為/ 第4章 風評加害との対峙/ 第5章 「やさしさ」は福島のためか/ 第6章 はずれた予言がもたらすもの/ 終章 能登半島地震と情報災害

【著者紹介】
林智裕 : 1979年生まれ。福島県出身・在住の著述家・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • TATA

    風評に特定の感情を載せることで集団的悪意を持つに至るという現象を粛々と解き明かす一冊。社会に希望をもたらすことを意識して動くべきとの主張には首肯する。社会的正義を唱え、そしてそれに嬉々として同調することの危うさはぼんやり考えるより相当に危険なことだと理解できました。

  • kitten

    図書館本。福島の風評被害と戦い続ける林さんの本。今回は、ほぼ処理水問題のお話。話が苛烈すぎてちょっと読むのが辛かった。別に党派性がある訳ではないが、風評加害者に党派性があるので、どうしても批判対象が偏ってしまう。しかし、エコーチェンバーの中にいるとこれが届かないんだろうな。私も、エコーチェンバーの中にいるかも知れない、と警戒しながら読む必要があるかも。言い過ぎてるところや、論理の飛躍もありそうな気がする。本書を最初から切り捨てる人は論外だが、無条件に信じる人も危ないと思う。あくまで、ファクトベースで。

  • たつたあお

    福島県に住む著者が東日本大震災後の放射能デマを中心に、情報災害や風評加害の有害さを、大量のエビデンス付きで訴えた本。ここ近年「Woke左派」と呼ばれるひとたちが「人権、人権」と叫びながら、本当の弱者を踏みつけにする姿をしばしば見るようになった。自分が「人権派」に見えるよう脊髄反射で「弱者の味方」に見える方に飛びつく。この本ではそれを「被害者文化」と呼んでいる。わたしは読書が好きだし自分も小説を書くが、困ったことに出版関係、人文系にはこのWoke左派が多い。「お気持ち」ではなく科学的に物事を見るようにしたい

  • 金北山の麓に生まれ育って

    【応援します】一見「反動右派」だが全然違っていて、誠実で傷ついたが故の押し殺した攻撃性、批判したりや世を憂えるたりする自己陶酔を拒否した只の福島県人の主張を素直にぜひ読んでほしい(Xをチェック済の読者には少々くどかいかも)。前著では文章が拙くともマスコミと左派の横暴に耐えかねやむなく嫌々ドスを抜いた不機嫌と覚悟と孤立を恐れぬ立ち姿に(高倉健かいな)強く共感、著者の主張は世に少しづつ広まったせいか本著での筆は滑ら、孤立無援感も薄れており、前著の方が比べてしまうと好みだが主張が広まって良かった、頑張ってほしい

  • kj54

    福島にすむものとして、前著もふくめこの仕事がなかったらと思うとぞっとする。「抵抗の文化がない」として、一部の人たちから、さらになぐさみものにさされていただろう。 何というか、13年たってもうまく言えないがとにかく感謝したい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items