Product Details
ISBN 10 : 4122060400
Content Description
戦争を賛美する危険な暴論か?敗戦恐怖症を克服する叡智の書か?幕末から終戦までを「東亜百年戦争」として捉えた視点は、歴史の連続性という重要な見方を示唆しながら、禍々しい光を放ってやまない。「中央公論」誌上発表から五十有余年、当時の論壇を震撼させた「禁断の論考」の真価を現在に問う!
目次 : 東亜百年戦争―約一世紀つづいた「一つの長い戦争」/ 薩英戦争と馬関戦争―予想を越えた日本の抵抗力/ 明治維新と英仏謀略戦―坂本竜馬スパイ説/ 征韓論―抑えられた出撃論/ 武装せる天皇制―未解決の宿題/ 日清戦争と三国干渉―「日本の悲壮な運命」/ 日露戦争の推進者―日本の「右翼」の源流/ 右翼とファッシズム―日本にはファッシズムはなかった/ ホーマー・リー氏の日米必戦論―日米戦争開始期についての一つの傍証/ 朝鮮併合―ナショナリズムには牙がある/ 条約改正―日本は五十六年間不平等条約の下に苦しんだ/ 昭和動乱の思想的背景―大川周明と北一輝/ 満州事変の序曲―張作霖爆殺事件/ 内政派と外政派―外政派の爆発としての柳条溝謀略/ 日中戦争への発展―「東亜連盟」の理想と現実/ 昭和維新―間にあわなかった「敵前作業」/ 大東亜戦争開戦―破れて悔いなき戦争/ ナショナリズムには牙がある―ネールの警告/ 日本・アジア・世界―未来へのかすかな見通し
【著者紹介】
林房雄 : 1903(明治36)年、大分県生まれ。作家・文芸評論家。苦学しながら熊本の第五高等学校から東京帝国大学法科に進む。プロレタリア作家として出発し、26(大正15)年、治安維持法で検挙。33(昭和8)年、川端康成、小林秀雄らと「文學界」創刊、34(昭和9)年に中央公論社から『青年』を刊行。36(昭和11)年に「プロレタリア作家廃業」を宣言した。戦後は白井明の筆名で匿名時評に新風を吹き込んだ。75(昭和50)年死去。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
BLACK無糖好き
読了日:2015/09/17
nakagawa
読了日:2017/08/14
いりあ
読了日:2021/03/14
Ohe Hiroyuki
読了日:2023/05/26
ミスター
読了日:2020/03/03
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .