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消費者 の誕生 近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義

林凌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784753103751
ISBN 10 : 4753103757
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

“消費者”は社会を変えられるのか?戦後消費社会の出現とともに語られる“消費者”は、戦前期からすでに知識人の構想のなかに蠢いていた。戦後の生活協同組合を支える論理を生み出した賀川豊彦・奥むめお・本位田祥男、流通行政の礎を築いた向井鹿松・谷口吉彦・福田敬太郎らの戦前・戦中期の思想=活動に肉薄し、近代日本に通底する社会改良主体/庇護対象としての“消費者”像を掘り起こす。これまで黙殺されてきた/にもかかわらず私たちの生を根底から規定する、消費者主権の思想史。

目次 : 序論/ 第1章 “消費者”言説の分析の方法(英語圏における消費者主権の系譜/ 近代日本における消費者主権の系譜の同定 ほか)/ 第2章 近代日本における消費者概念の受容過程―経済学の普及と制度化(近世日本における“消費者”の不在/ 消費の社会問題化―近代日本における経済学の受容過程 ほか)/ 第3章 社会改良主体としての“消費者”―消費組合運動と婦人運動の勃興と変容(日本における消費組合運動の形成過程/ 社会改良の担い手としての“消費者”―市民消費組合の存立可能性 ほか)/ 第4章 庇護対象としての“消費者”―商業学者による統制経済論の展開(ポスト大恐慌期における商業学と統制経済論の接続/ 国民と“消費者”が結びつくとき ほか)/ 第5章 “消費者”としての国民の「自覚」―戦時期日本における消費経済の問題化(戦時期日本における消費をめぐる問題/ 戦時期日本における統制経済論と消費組合運動の展開 ほか)/ 結論

(「BOOK」データベースより)

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