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ISBN 10 : 4830949120
Content Description
新興国の所得構造の底辺を構成するBase of the Pyramid(=BOP)の貧困削減を、新興国市場の特質と経営戦略論の視点から明らかにする。従来は、開発経済学の領域から論じられてきた発展途上国・新興国の貧困問題を、「開発経営学」という新たな理論的フレームワークの構築を意図しながら、フィリピンとバングラデシュの事例分析を中心に論じる。
目次 : 第1章 多国籍企業のBOP戦略とソーシャル・ビジネスの分析視角―フィリピンのインフォーマル・セクターとフォーマル・セクターの視点から/ 第2章 多国籍企業のBOP戦略論の再検討―フィリピンにおけるフォーマル・セクターと外資系企業の位置づけを中心に/ 第3章 フィリピン貧困層消費市場の構図と海外送金/ 第4章 BOP層の経済的自立化と自律的ビジネス生態系―フィリピンCARDのマイクロファイナンスとサリサリストアの事例分析を中心として/ 第5章 新興国のビジネス生態系とNGOのBOP戦略―フィリピンCARD MRIの事例を中心として/ 第6章 新興国のBOP層の位置づけと自律的ビジネス生態系/ 第7章 多国籍企業とNGOの新興国BOP戦略の有効性と限界―ハイブリッド・バリューチェーンの視点から/ 第8章 新興国の台頭とリバース・イノベーションの分析視角―破壊的イノベーションとソーシャル・イノベーションの視点から/ 第9章 新興国のBOPと貧困解消の戦略―開発経営学を目指して
【著者紹介】
林倬史 : 経済学博士(立教大学)。1944年北京生まれ。慶応義塾大学商学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。福岡大学商学部専任講師、助教授。立教大学経済学部・経営学部教授。2010年から国士舘大学経営学部教授。2014年から同学部客員教授。専門は多国籍企業論、国際経営論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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