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国際協力専門員 技術と人々を結ぶファシリテ-タたちの軌跡

林俊行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794807878
ISBN 10 : 4794807872
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan

Content Description

国際協力専門員。あまり聞き慣れない名称かもしれない。国際協力機構(JICA)が世界各地で展開している国際協力の技術部門の具体的な活動を専門職とする者たちの呼称である。その数、約九〇名。それぞれが専門の分野を持ち、JICAという組織の中で国際協力の職人集団を形成している。本書に参加した一二名の専門分野は、参加型開発、農業・農村開発、開発行政、地方電化、ジェンダーと開発、環境行政、上水道開発、情報通信技術、感染症対策、人的資源開発、森林開発、そして防災・水資源開発と多彩である。そこで本書では、途上国が抱えるこれらさまざまな課題を、各章ごとに一つひとつ浮かび上がらせながら等身大の途上国の姿を描いてみることにした。これによってそれぞれの分野ならではの課題やアプローチのあり方を浮き彫りにし、「国際協力の仕事」をする上で必要とされる根本的な姿勢・考え方・視点というものの総体を示すことができればと考えたからである。

目次 : 「人」による国際協力/ 参加型開発―百聞は一見にしかず/ 農業・農村開発―私の天職/ 農村開発と開発行政―私の大学/ 地方電化―近代的で便利な生活/ ジェンダーと開発―はるかな地平線に向かって/ 環境行政―科学少年が発見したもの/ 上水道開発―第二の人生/ 情報通信技術―もう一つの技術者人生/ 感染症対策―「際」を生きる/ 人的資源開発―ボイキン村から始まった国際協力/ 森林開発―森と人の共生を目指して/ 防災・水資源開発―平和でなければ成し得ないこと

【著者紹介】
林俊行 : 1953年、神奈川県小田原市生まれ。95年より国際協力専門員。75年、東海大学工学部卒業後、制御盤制作会社、コンピュータ・ソフトウエア会社などを経て79年から2年間、青年海外協力隊員(マラウィ理数科教師)。84年、筑波大学大学院地域研究研究科国際学修士(東南アジア専攻)取得後、開発コンサルタント会社を経て現職。91年、コーネル大学大学院都市地域研究科地域科学修士。マラウィ長期専門家のほか、JICA調査団長や短期専門家などとしてザンビア、ルワンダ、シエラレオネ、リベリア、ガーナなどのアフリカ諸国、アジア諸国およびグアテマラなどの出張業務に携る。その他(財)国際開発センター電力事例研修セミナー講師など。日本アフリカ学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    評者はGSIDの出身だから、JICA職員を志向した時期もあった。だが、恩師は評価していなかったな。理由は官僚的なところ。そして、国家公務員の1.3倍の所得や事務所が家賃の高い場所に移転したり、ビジネスクラスを利用しているなどのコスト意識の無さに批判が向くため。日本の地域おこしを途上国開発と結合するのは重要(43ページ)。人へのシフトは教育開発、開発教育の意義が高まった証拠。上勝町葉っぱビジネスと開発問題、若い日本人の二宮尊徳の知らないことはグローカル研究が開発ニーズに一致することの裏返しか(94ページ)。

  • Sanchai

    職業柄本書で登場されてる何人かの国際協力専門員の方々を知っているが、本書で書かれているようなご経歴があったということは、恥ずかしながらあまり知らなかった。自分も専門員になれないものかと考えたりもしたが、ここで登場されている方々と比べたら自分など足元にも及ばない。専門家派遣など属人的な要素が大きくて手間もかかるからやめてしまえと言ってる人もいたが、本書を読んでも同じことが言えるのか、問うてみたいものだ。日本の歴史をもっと勉強しておけという指摘には激しく同意する。

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