Product Details
ISBN 10 : 4121101294
Content Description
一九八九年に「ベルリンの壁」が崩壊し、ドイツ統一への機運が高まる。だがソ連のゴルバチョフは統一に反対。英仏やポーランドも大国ドイツの復活を危惧し、米国のブッシュは冷戦の勝利とNATOの維持拡大を優先する。冷戦後の国際秩序について各国の思惑が交錯する中、「ヨーロッパの分断」を克服する外交を展開したのが、西ドイツ外相ゲンシャーだった。本書はドイツ統一をめぐる激動の国際政治を、最新の史料を駆使し描き出す。
目次 : 序章 ドイツ統一をめぐる国際政治―1989〜90年/ 第1章 分断の克服をめざして―ベルリンの壁崩壊以前/ 第2章 東ドイツ難民危機からベルリンの壁崩壊へ/ 第3章 統一への道―「一〇項目」から「2+4」へ/ 第4章 冷戦後の欧州安全保障問題―NATOは拡大するか/ 第5章 「制約なき完全な主権」の追求―対ソ交渉という核心/ 第6章 「オーデル・ナイセ線」をめぐる攻防―国境問題の解決
【著者紹介】
板橋拓己 : 1978年栃木県生まれ。2001年北海道大学法学部卒業、08年同大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。成蹊大学法学部助教、准教授などを経て、16年より教授。22年より東京大学大学院法学政治学研究科・法学部教授。専攻は国際政治史。著書に『黒いヨーロッパ―ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋」主義、1925〜1965年』(吉田書店、2016年、日本ドイツ学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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紙狸
読了日:2023/01/26
スプリント
読了日:2025/09/14
ジュンジュン
読了日:2022/11/04
メロン
読了日:2024/11/05
わび
読了日:2024/08/23
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