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女性死刑囚の物語 明治の毒婦小説と高橋お伝 新典社選書

板垣俊一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787968609
ISBN 10 : 4787968602
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 高橋お伝の罪科と当時の物語―「毒婦」の成立と展開/ 第2章 毒婦小説と江戸文化のなごり/ 第3章 物語の創作方法/ 第4章 お伝の新聞報道と裁判所の関係者糺問/ 第5章 お伝の供述/ 第6章 お伝の供述と物語/ 第7章 お伝の虚像と実像/ 終章 お伝の最期

【著者紹介】
板垣俊一 : 1948年7月新潟県村上市に生まれる。1973年3月横浜市立大学文理学部文科卒業。1982年3月東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。学位、文学修士。新潟県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    金を貸す代わりに同衾を求めた男。それに応じたお伝。だが、男が約束を反故にしようとしたことに腹を立て、男の喉を掻き切り、死罪が下る。「義姉の仇討ち」との犯行動機や、辞世の歌、斬首前の強がりは、当時のマスコミ、つまり小新聞の創作らしい。実際は、愛人の名を叫び続け、首を左右に激しく振り続けたため、執行人も二度斬り損なったとか。明治初期の新聞は、戯作と報道が混交していたことが分かる。

  • sayzk

    何となく耳にしたことがあった”高橋お伝”。昨年、あるきっかけで邦枝完二の「お伝地獄」の小説を読んだ。実際の事件に脚色されているとは承知していたが、とても面白かった。しかし、実際の事件とは全然違っていた事が解った。仮名垣 魯文の「高橋阿伝夜刄譚」は、お伝の処刑まもなく書かれているのにそれでも実像とは違う。なぜそうなるのか。それを江戸時代の戯作や芝居からの影響から解説されている。お伝以外にも「妲己のお百」「鳥追お松」「夜嵐お衣」こと原田おきぬ・・・その他なんとも日本の風情ただようような毒婦が紹介されている。

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