パブリックマネジメント

本書は、豊富なケーススタディを通じて、政策決定の責任を負う行政官が、政策によって実現されるべき「公的価値」をどのように定め、その実現に向けて何をすべきかについての考え方の枠組みを提示する。

目次 : マネジメントにおける想像力/ 第１部　公的価値を思い描く（公的価値の定義/ 公的セクターにおける組織戦略）/ 第２部　支持と正統性の構築（政治マネジメントの機能―支持、正統性と共同作業の創出/ 政治マネジメントの技術―アドボカシー、交渉、リーダーシップ）/ 第３部　公的価値の提供（公的セクターにおける生産の再構築―オペレーション管理の機能/ 実施戦略―運営マネジメントの技法）/ 分断された、不確実な世界における行動

【著者紹介】
マーク・H.ムーア : ハーバード大学ケネディ行政大学院（ケネディスクール）におけるパブリックマネジメント主任教授。同大学院の公共政策修士コースの創設メンバーの一人であり、ハーバード大学の公共政策博士を授与された一人でもある。１９７４年に助教としてキャリアを始めた後、麻薬取締局での実務や、ケネディスクールでの刑事司法プログラムの立ち上げ、ＮＰＯ等市民団体の役割の研究等を経て、２００７年からハーバード・ビジネススクール、２００８年からハーバード教育大学院で教鞭をとり、両大学院での経験を活かして、ケネディスクールで社会イノベーションや社会変革の促進に取り組んでいる

松野憲治 : ２００５年一橋大学社会学部卒業、２００６年国土交通省入省。ジョンズ・ホプキンス高等国際問題研究大学院国際関係・国際経済学修士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）