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不破哲三氏への手紙 宝島社新書

松竹伸幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299045515
ISBN 10 : 4299045513
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

共産党のなかで最初に自衛隊活用論を提唱し、党の正式な方針にしたのは不破氏である。彼は日本共産党のトップである委員長になり、いまでも常任幹部会の委員としてカリスマ的存在だ。その不破氏は、著者が主張するような党改革も進めてきた。そして、著者と同じように党外に向かって発信している。不破氏と同様に21世紀型の党改革を求める著者に対して不破氏はどう考えているのか、その真意を公開書簡で問う。

目次 : 第1章 新規約は国民に開かれた自由な党への過渡期の産物(あなたの一九八三年の自己批判とは何だったのか/ 田口富久治氏への批判があなたの自己批判を生んだ/ 上下関係のない新規約と従来型民主集中制は両立するのか)/ 第2章 新綱領は安全保障概念の抜本的転換を用意している(安全保障概念の転換へ迷走した冷戦後の九〇年代/ 旧綱領の持った意味と抱えていた限界/ 私はあなたと志位氏の模索を評価し発展させたかった)/ 第3章 他党との共闘関係にも新綱領にもとづく新しい模索を(あなたの一九九八年の政権共闘論の内容と意味/ 実践が明らかにした九八年インタビューの制約/ 「核抑止抜きの専守防衛」とは何なのか)/ 終章 なぜ私はそこまで共産党を愛しているのか

【著者紹介】
松竹伸幸 : 1955年長崎県生まれ。一橋大学社会学部卒業。ジャーナリスト・編集者。かもがわ出版編集主幹、日本平和学会会員、「自衛隊を活かす会」(代表・柳澤協二)事務局長。専門は外交・安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 二人娘の父

    「界隈」ではすっかり有名になった著者による、元上司への情念たっぷりのお手紙形式の著書。サブタイトルにもあるように、「あなたは本当は、こんなこと考えてたんでしょ!そうでしょ!ねぇ!」というスタンスで吐き出される言葉は、「界隈」を知る人にとっては非常に興味深い。逆に関心ない人にとっては「どうでもいい」話ではあるだろうが。アトガキストとしては、「あとがき」の編集者の言葉に最も共感。「不破哲三なんて知っている若い人は少ない」そりゃそうですよ。議員引退からすでに20年。御年93歳のオールドボルシェビキですから。

  • Koji Harasawa

    党を除名された松竹さんの議論には、頷けることも首を傾げる部分もある。自衛隊の活用、日米安保条約の扱いなどこういう議論は大事なので、除名にせず公明正大に党内で議論する党であって欲しい。

  • 雄徳弓雲禅定門

    今年1月に党首公選制を提言した『シン・日本共産党宣言』を上梓したことで、当規約に定める分派活動を行ったことを理由として党から除名された。 日本共産党といえばその意思決定方式は(小池議員の昨今の行動にもみられるように未だ上意下達の意識も色濃く残る)民主集中制、というのが一般人のイメージ。民主集中制の運営の内側が一般人にはよくわからないから、今一つ、一般国民の共感のウイングを広げられないでいると思う。今は何よりも…委員長が感情的、と受け止められているのでは。

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