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自分で名付ける 集英社文庫

松田青子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087446210
ISBN 10 : 4087446212
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

"母性"じゃなくて、私の気持ち。

子育て中に絶え間なく押しよせる不安、違和感、感動、不思議。
それらを自分だけの言葉で名付け直す、最高に風通しのいい育児エッセイ!

その後の2年間を綴ったあとがきを追加収録!

38歳で妊娠。結婚で生じるあらゆることに納得がいかず、婚姻届は出さなかった。区役所に母子健康手帳をもらいに行くと、想定外のことを言われもやもやし……。妊娠を機に押し寄せる無数の「うわーっ」。メリットのない結婚制度、百点満点の無痛分娩、恐怖のワンオペ育児に子守歌代わりのBTS。"母性"でまとめられたくない、自分だけの気持ちを掬いあげて言葉にしていく新しい育児エッセイ!

【目次】
1章 「妊婦」になる
2章 無痛分娩でお願いします
3章 「つわり」というわけのわからないもの
4章 「理想の母親像」とゾンビたち
5章 「妊娠線」は妊娠中に入れたタトゥー
6章 「母乳」「液体ミルク」「マザーズバッグ」
7章 「ワンオペ」がこわい
8章 うるさくないね、かわいいね
9章 ベビーカーどうですかねえ
10章 「名前」を付ける
11章 「電車」と「料理」、どっちも好き
12章 保護する者でございます
文庫版あとがき その後の二年間:なんとかやってます。


【著者略歴】
松田青子(まつだ・あおこ)
1979年兵庫県生まれ。作家、翻訳家。2019年『女が死ぬ』の表題作がシャーリイ・ジャクスン賞候補になる。21年『おばちゃんたちのいるところ』がレイ・ブラッドベリ賞候補になったのち、ファイアークラッカー賞、世界幻想文学大賞を受賞。他の著書に『スタッキング可能』『持続可能な魂の利用』『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』、訳書にジャッキー・フレミング『問題だらけの女性たち』、カレン・ラッセル『オレンジ色の世界』など。

【著者紹介】
松田青子 : 1979年兵庫県生まれ。作家、翻訳家。2019年『女が死ぬ』の表題作がシャーリイ・ジャクスン賞候補になる。21年『おばちゃんたちのいるところ』がレイ・ブラッドベリ賞候補になったのち、ファイアークラッカー賞、世界幻想文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンタマリア

    誰かを傷つけるのはその誰かのことを知らないからで、これまで読んできた本やこれから読む本たちがそんな知らないを無意識に埋めていったらいいな。 あと、読み終えたらタイトルの意味が変わってた。

  • 阿部義彦

    松田青子さんの子育てドキュメントエッセイが文庫化。しかし彼女らしい結婚生活、と言うかそもそも結婚してないし、かと言ってシングルマザーでも無く、連れ合いとは同居してます。お互いの親達も納得ずくで、婚姻届を出して無いのです。書類には「妻(未届)」だそうです。無痛分娩を選ぶも前期破水で即入院そまま、出産するも子供が中々出なくて会陰切開で無事出産。母子手帳を貰いに役所に行くも嫌な思いを。そんな、超少数派の青子さんの初めてばかりの奮闘記。液体ミルクも『妊婦様』扱いも私は初めて知った。久能整君の台詞が痛い!その通り

  • さつまおごじょ

    2歳10か月の育児中のわたし。上手く言えないけど、妊娠中や産後のもやもやや、言語化しないことでやり過ごしてきた苦しさ?みたいなものを、目の前に出してもらえて、そうだったなあ、、苦しかったんだなあ、、なんとか強くないといけないと肩肘張ってたんだなあ、、おつかれさま、と自分をヨシヨシできた気がする。(続↓)

  • metro

    筆者の本は大分昔に「スタッキング可能」を読んで以来だったけど、やっぱり語り口が好きだなあと思った。正直内容的には川上未映子の「きみは赤ちゃん」とかなり似ているけど、どちらも筆者の生の声が聞けるエッセイでどちらも好きです。

  • けい

    名字変えるとき嫌だったなと思い出した。職場では旧姓使用にしている(離婚するとき便利かな、という思いもありつつ)。名字に限らず嫌だと思った気持ちをめでたいことだからとぬるりとやり過ごし結婚出産と経てきてしまった。嫌なことを嫌だと言わないと後世にはよくないよね…ぬるりとしてしまった私は、せめて人の嫌な気持ちを揶揄しないようにしようと思った。『「保護する者」って、ファンタジーの旅の仲間みたいで、かっこよくないか。誰かにOとの関係性を聞かれたら、「保護する者でございます」と答えたいくらいだ。』(P237)

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