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スタッキング可能

松田青子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309021508
ISBN 10 : 4309021506
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan

Content Description

日本社会を皮肉に照射する表題作「スタッキング可能」をはじめ、雑誌掲載時より話題の「もうすぐ結婚する女」など、たくらみに満ちた松田青子初の単行本が、多くの推薦者により贈り出される!

たくさんの本読みがこの小説を待っていた!

青木淳悟「なぜ私は私なのか?――あのときの私が誰でもありえたと信じさせてくれる小説。」

市川真人「匿名と交換可能が溢れる現代を、交換不能な才能の新人作家が描くだまし絵…だまされるな!」

岸本佐知子「この毒、この笑い、このリズム。みんなも癖になるといいのに。」

柴崎友香「どんどん書いてください! もっと読みたいです!」

島田虎之介「ただ書く、のではなく、一歩踏み出して、書く。不意打ちされた。」

豊ア由美「センスがよくて、おかしくって、超絶面白い! わたしの中で、松田青子はミランダ・ジュライとスタッキング可能です。」

長嶋有「『だまっておかしいと思っている人』の思いに圧倒されます!」

福永信「ぼくらはずっと松田青子を待っていた。いや、松田青子がぼくらのことを待っていたんだ。」

フジモトマサル「息継ぎもそこそこに、一気に読みました。記念すべき門出に乾杯!」

法貴信也「すごい! なまえだけで世界が切りとれるような気がしてきた。」


松田 青子 (マツダ アオコ)
1979年兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。訳書に『はじまりのはじまりのはじまりのおわり』(アヴィ=著/トリシャ・トゥサ=画 福音館書店)がある。

【著者紹介】
松田青子 : 1979年兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    松田青子は初読。そればかりか、つい先ごろまで名前も知らなかった。初読の第一印象は「軽やか」、「クール」といったところ。対人や周縁の環境からは常に距離が置かれている。「個」は、あえて声高に主張されることはなく、そのようなことは問われないかのようにも見える。文体は、同人誌のそれのようで、良くも悪しくも素人っぽさを残す。限定された対象に発せられたメッセージだとも言えるだろう。それが、読者層をある程度固定化させているのだろうが、その殻を突き破った時、新たな地平が開けるのか、それとも平板化するのか。未知の魅力あり。

  • 風眠

    本を開いて、まずパッと思ったのは「何だか見た目がオシャレっぽい」ということ。表題作の章立てが、あるオフィスビルのエレベーター表示のイラストになっていて、2Fなう的な感覚になれるしかけが面白い。ひがみ全開の『ウォータープルーフ嘘ばっかり!』と『ウォータープルーフ嘘ばっかり!じゃない』の二篇が最高だった。アラフォー女子の不毛な抵抗が痛々しくて可愛くて、それでなんか、なんだか、おかしい。シュールだけどコントみたいで、どうでもいいような、よくないような、そんな会話に気づけば巻き込まれてる。こういうの嫌いじゃない。

  • なゆ

    うお〜、なんだコレへんてこ面白い!!とあるオフィスビルで働く人々のありふれた風景なんだけど、名前はアルファベットで記号みたいだし、ひとすじ縄では読めない感じ。脳内に?≠竄辯!≠竄辜`カチカさせながら読み進むと、面白いように見えてくる法則やら関係性。オフィスのあるあるもいっぱいで楽しめる。それぞれの本音のつぶやきには、なかなか鋭いあれやこれや。話のリズムといい清々しい潔さといい、すごいなあ松田青子さん!3つの話の間の、箸休め的文章?コント?「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」がこれまた面白すぎ★

  • ナイスネイチャ

    図書館本。なんなんだ!?今まで読んだことがないこの世界観。どんな作品?と聞かれても説明できないし、オススメもできないかな。ただ好きですはまります。働く女性目線の部分があり、現実こんな感じなのかなぁと。

  • ❁かな❁

    『嘘ばっかり!嘘ばっかり!ウォータープルーフ嘘ばっかり!』お気に入りさん達が感想に書かれている謎のこの言葉ですごく読みたくなりました(笑)数ヶ月前に図書館に予約してやっと順番がまわってきました!松田青子さんのデビュー作!本当に斬新で面白いです!皆さんが謎の言葉を言いたくなる気持ちがわかりました(笑)中短編3編とかなり短編のまるで漫才やコントのようなやり取りのウォータープルーフ嘘ばっかり!シリーズ3編です。リズム感がよく面白かったです!登場人物がA田やB田やC村って感じなので少し戸惑いますがすぐ慣れます♪

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