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ISBN 10 : 4766422619
Content Description
探書は愛書家を旅に駆り立て、書を携えて旅に出れば、未知との遭遇が旅行記に結実する。旅と書物の緊密な関係を3つの視点“探書と旅”“旅の記録と旅の実際”“フィクションと旅”から分析する9篇の論考。
目次 : 1 探書と旅(旅と文献情報の収集―16世紀コンラート・ゲスナーの場合/ 「よりよいテクスト」探索の旅―サー・トマス・マロリー『アーサーの死』をめぐる数奇な出版事情と編集者たち)/ 2 旅の記録と旅の実際(2つのローマ―「旅の書」にアイデンティティの上書き利用を読む/ 旅の書物/旅する書物―近代イギリスのイタリア旅行記とガイドブック/ イブン・バットゥータの上エジプト紀行―喜捨と歓待をめぐる一考察/ 「通信使記録」からみた使節団の庶民芸能見物)/ 3 フィクションと旅(フィリップ・ド・シャンパーニュ作、通称“煉獄の魂”再考―「勝利するキリスト」図像の視点から/ 『ガリヴァー旅行記』をめぐる東西文献交渉史/ 中国古典文学に見る雅と俗の「旅」)
【著者紹介】
松田隆美 : 慶應義塾大学文学部教授(中世英文学、思想史)。ヨーク大学大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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