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ウクライナ戦争と外交 外交官が見た軍事大国の侵略と小国の戦略

松田邦紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788720176
ISBN 10 : 4788720175
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

圧倒的な火力の差。2日でキーウを陥落すると豪語していたロシアだが、ウクライナは三年も抵抗を続けている。厳しく苦しい状況をどう切り抜けてきたのか。戦時下の同国の戦略を日本の外交官が初の著書で記録する。

目次 : 第一部 戦争の足音(プロローグ/ 2022年開戦前夜 ほか)/ 第二部 戦時下の日本外交とウクライナ(ロシアの侵略の本質と日本の対応/ 日本のウクライナ支援 ほか)/ 第三部 戦時下のウクライナ、その強みと弱み(外交官が見たウクライナ軍/ 腐敗・汚職対策 ほか)/ 第四部 日本への期待と教訓(復旧、復興、そして戦後の経済発展/ 戦後の国際秩序の再構築 ほか)/ 第五部 離任(叙勲/ さようなら、ウクライナ)/ 追―トランプ米政権の誕生と停戦・和平の動き

【著者紹介】
松田邦紀 : 福井県出身。1982年東京大学教養学部教養学科卒業、外務省入省。1983年‐1986年ロシア語研修(米国・ソ連)、在ソ連日本国大使館などを経て、1996年在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官。1998年在ロシア日本国大使館参事官。2001年外務省大臣官房海外広報課長。2003年日本国際問題研究所主任研究員兼研究調整部長。2004年外務省欧州局ロシア課長。2007年在イスラエル日本国大使館公使。2010年デトロイト総領事。2013年人事院公務員修所副所長。2021年駐ウクライナ特命全権大使を拝命。2024年10月離任。駐ウ大使時代に官民を挙げたウクライナ支援に尽力。反発したロシアから2025年3月3日に入国禁止措置を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しゅー

    ★★★「今日のウクライナは明日の東アジア」とならないように。極東の日本がウクライナ支援において、客観的な評価に値する頑張りをみせてきたことがわかる本。積極的な平和主義の姿勢は、これからも大切だ。もちろん、当事者の方が書いているので身贔屓はあるのだろうが、私は臨場感を含め、説得力があると感じた。「点」になりがちな日本のニュースを「線」につなげる好著だった。

  • MAXKAO

    半分は著者が外交官として実際に経験されたことですので、興味深く読みました。残りの半分は戦況報告でしたから、長し読み。

  • Stevie G

    ご苦労様でした。経歴を見ると、まだ老け込むには早い年齢ですね。とりあえずこの日記替わりの作品を残されただけでも、キーウでご苦労された歴史が一般の方が目を通せる形でこうして世に出て良かったです。外交官生活を終えるにあたり、今回のウクライナ大使職も含め、多くの実績を残すことができて本当に良かったですね。長年の緊張感から解き放たれ、また何らかのお呼びが掛かるまではしばらくの休息ですが、街角や電車内などで、ひたすらゲームとファッションサイトに没頭している人々を見るにつけがっくりの毎日と思います。

  • たけふじ

    ウクライナ侵攻直前から昨秋まで、駐ウクライナ大使を務めた筆者の回顧録。改選前の緊張感のエスカレート、開戦後はいったん国外に退去しながらも、3ヶ月後にはキーウに戻りミサイルやドローン攻撃のさなかも粛々と任務を遂行する姿に、逆に戦争の生々しさを感じた。中立性やロシア側の分析は他の本に任せるとして、現場にいた人間が何を目撃し、誰と会って何を話し、日本はどんな役割を果たしてきたかという意味では非常に貴重な史料。仲介者にはなれず、武器の供与もできず。限られたカードの中での選択だったことが改めて浮き彫りになる。

  • Oki

    バイデンの聞かれてもないのにわざわざ「ロシア侵攻があってもアメリカは出ていかない」発言。 これは確かに専門家から見れば、プーチンの侵攻の最後の一押しになったのだろう。 そして、たぶんバイデンは外交の専門家から、その後、大チョンボだったことを知らされ、理解したのだろう。 この大失敗のトラウマで、「台湾侵攻の時は出て行く。」 ...と執拗に叫ぼうとしたのではなかろうか。

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