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中学生までに読んでおきたい日本文学 3

松田哲夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751526231
ISBN 10 : 4751526235
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

日本の名作短編を紹介する全10巻のシリーズ。第3巻は、室生犀星「夜までは」、尾崎一雄「虫のいろいろ」、森鴎外「大発見」、星新一「来訪者」など、バラエティに富んだ笑いの物語14編を収録。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この巻は楽しい話ばかり収められています。佐藤春夫の「蝗の大旅行」は作者が台湾へ旅行した際に、汽車に乗ったときに蝗までが一緒に乗って旅行をしているという話です。単純ですが楽しめます。やはりおかしい話は落語に多いというのがよくわかります。林家正蔵の「あたま山」、桂文楽の「酢豆腐」、桂三木助の「芝浜」が入っています。とくに私は「あたま山」が好きで絵本でも見て楽しんでいました。本当にシュールな話です。星新一の「来訪者」も収められていて堪能しました。

  • 優希

    中学生までに読んでおきたい文学がおさめられていました。とはいえ、大人が読んでも十分に面白い作品です。面白みとは言っても、読んでいてニヤリとするような渋い笑いと言ったらいいでしょう。作家のイメージが変わる作品が詰まっていました。落語が少し苦手だと言えば苦手でしたが、楽しめました。シリーズで色々なテーマがあるようなので、他のテーマにも興味があります。

  • たろさ

    [図書館本]初読み作家さんが約半数。「泥棒三昧」「村のひと騒ぎ」が特に良かった。夏目漱石の「自転車日記」と落語が読みにくく、落語は好きだが上方落語ばかり聴いているので江戸弁は苦手らしい。森鴎外があんなに鼻をほじることを気にかけていたとは知らなかったが『おかしい話』にぴったりではないだろうか。少し親近感が湧いた。

  • 訪問者

    山本周五郎「対話(砂について)」はまた『青べか物語』が読みたくなる一品。坂口安吾「村のひと騒ぎ」も面白い。そして落語「芝浜」は三遊亭円朝が酔っ払い・芝浜・財布の三つのお題をまとめた傑作落語。

  • sawa

    ★★★★☆ 尾崎一雄、小沼丹、内田百閨A坂口安吾など好きな作家の作品が多い巻だった。日本らしい「おかしい話」が満載。落語の語り起こしも3編収録。町田康も入れてほしかった。夏目漱石の「自転車日記」、『吾輩はシャーロックホームズである』(柳広司)の自転車エピソードはここからだったのね。内田百閧フ「泥棒三昧」が一番面白かった。(図)

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