日本地理データ年鑑2023

２０２２年は新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が拡大して、社会生活に影響を与えました。今後も基本的な生活習慣を徹底するとともに、ワクチン接種を図りながら日常生活を送る新しい生活が求められています。また、ロシアのウクライナ侵攻により世界的にエネルギーや食料不足が起こり、私たちの生活に大きな影響を与えました。このような状況の中でも中止や延期となっていた各地域の伝統的行事の多くが３年ぶりに再開され、人々は祭りや行事を大いに楽しみました。世界に目を向けると北京冬季オリンピック・パラリンピックやカタールで開催されたサッカーワールドカップでの日本代表の活躍などには、大きな感動と勇気をいただきました。本年鑑も１０年目を迎え、今回からは２０１５年国連サミットにおいて全会一致で採択されたＳＤＧｓ（持続可能な１７の目標）にどのように関連しているのかをいくつかの項目で示しました。これからの私たちの生活はどのようにしたらよいか？自分の地域や興味・関心のある事柄について調べてみましょう。このような活動を通して、学校の社会科学習や総合的な学習をする中で友達の考えも聞きながら自分の考えをまとめるために生かしてください。

目次 : １　国土・人口・行政/ ２　自然・災害/ ３　環境問題/ ４　農林水産業/ ５　工業と資源/ ６　商業・サービス業/ ７　交通/ ８　世界と日本/ ９　くらし/ １０　スポーツ/ １１　文化/ １２　観光/ １３　県勢一覧

【著者紹介】
松田博康 : １９４７年、埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業後、都内の公立小学校教諭、教頭を経て１９９１年板橋区立蓮根第二小学校長、１９９４年板橋区立志村小学校長、１９９９年中央区立日本橋小学校長、２００４年中央区立佃島小学校長。２００４年より、全国小学校社会科研究協議会会長、東京都小学校社会科研究会会長を歴任。元兵庫教育大学客員教授、元玉川大学客員教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）