Books

明治の表象空間中 歴史とイデオロギー 岩波現代文庫

松浦寿輝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006004750
ISBN 10 : 4006004753
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

近代のあらゆる言説アーカイヴから、既存の学問分野ごとに仕切られた分類の枠をとり外し、横断的に俯瞰することで「表象空間」を特徴づける輪郭線の描出を試みる。近代日本史、法制史、政治思想史、文学史‥既存の議論を越えた、新たな「表象的風景」を描き出す!進歩史観、システム、天皇制等を論じる中巻(全三巻)

【著者紹介】
松浦寿輝 : 1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家、フランス文学者。東京大学名誉教授。1988年『冬の本』で高見順賞、95年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、同年『平面論―一八八〇年代西欧』で渋沢・クローデル賞平山郁夫特別賞、2000年『知の庭園』で芸術選奨文部大臣賞(評論等部門)、同年「花腐し」で芥川賞、05年『あやめ 鰈 ひかがみ』で木山捷平文学賞、同年『半島』で読売文学賞、09年『吃水都市』で萩原朔太郎賞、14年『afterward』で鮎川信夫賞、15年本作で毎日芸術賞特別賞、17年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞およびドゥマゴ文学賞、19年『人外』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しずかな午後

    ついに中巻も読了。開国以来、西洋を範とした「法則性」「システム性」の圧力が言説空間を秩序づけようとするなか、それ以前の伝統的な学知・文体、そこに回収しきれない個人の情動や偶然性が、いかに抵抗したか(あるいは無抵抗だったか)というのが、本書の大きな主題であるようだ。そして、著者は当然(?)のように後者の擁護者である。第二部の江戸博物学から西洋植物学への学問の変遷の描写や、「教育勅語」の機能をめぐる精緻な読解などは、とくに面白く惚れ惚れとする。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items