Books

ゲノム編集食品が変える食の未来(仮)

松永和記

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863102316
ISBN 10 : 4863102313
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気鋭の科学ジャーナリストが、科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説。消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本が果たすべき役割を示す。

目次 : 序章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ/ 第1章 誤解だらけのゲノム編集技術/ 第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える/ 第3章 ゲノム編集の安全を守る制度/ 第4章 ポストコロナで進む食の技術革新/ 第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス/ 第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために

【著者紹介】
松永和紀 : 1963年生まれ。89年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。毎日新聞社に記者として10年間勤めたのち、フリーの科学ジャーナリストに。著書『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』(光文社新書)で科学ジャーナリスト賞受賞。「第三者委員会報告書格付け委員会」にも加わり、企業の第三者報告書にも目を光らせている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きみたけ

    著者は元毎日新聞記者でフリーの科学ジャーナリストの松永和紀氏。「食」の安全や環境影響などを専門分野として活動。科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説し、消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本が果たすべき役割を示した一冊。「昔ながらの」「伝統の」「自然な」などのキーワードについ惹かれてしまいますね。「確証バイアス」に陥らないことと、常に「科学リテラシー」を高めておくことが大事だと感じました。

  • とよぽん

    世界と日本の食糧事情(食糧問題)の違いを踏まえて考えることが、まず必要だ。遺伝子組み換えがなぜ必要だったのか、ゲノム編集とどこがどう違うのか、復習できた。松永先生の講演を聴いたことがあるが、この著書も、静かなトーンの中に世界の食糧問題の安全な解決への熱が伝わる。科学ジャーナリストとしての確固たる立ち位置、とても信頼できる。

  • yutaro13

    フードセキュリティの解決に貢献できるとして期待が高まるゲノム編集食品。ところが市民に正しく理解されず、従来の育種(品種改良)と同レベルのリスクであるにもかかわらず、「危険そう」というイメージだけが先行する現実に、著者の深い憂慮が感じられる。新しい分野・技術にはとかく保守派の反対がつきものですが、一般市民としては科学リテラシーを高め、感情論や陰謀論を排して理解を深めるしかありません。私も本書を読むまでゲノム編集食品と遺伝子組換え食品の区別もきちんとできておらず、科学リテラシーの低さがお恥ずかしい限りです。

  • Mc6ρ助

    ゲノム編集食品の安全性について著者はくどいほどに説明してくれる。ゲノム編集は狙ったDNAの狙ったポイントのみを換える、自然に起こる突然変異を利用した品種改良と何らか変わりなく、突然変異発現の時間軸を圧縮するだけだと。だがゲノムの完全解析ができていても、生命の設計図としてのDNAに未解明なところが大部分で、ジャンクDNAなんて役目がはっきりしてないなか、すべて判ったかのようにマネタイズするアグリビジネス、ゲノムビジネス、何かが起こると「想定外」といいそうで、素人の爺さまには胡散臭くて信用ならないこと著しい。

  • 大先生

    【ゲノム編集食品は危険じゃない。むしろ、世界を救う可能性がある。食を支える新技術について思い込みを排して冷静に把握しエビデンスを理解し、総合的に判断してゆく必要があるのに、私たちはバイアス等から間違った理解や感情的な世論につなげてしまう。陰謀論に振り回されることがないように科学リテラシーを身につけよう】という本です。ゲノム編集食品は危険で、オーガニックは安全という理解は必ずしも正しくないということが理解できます。日本では識者とされる人が国民の不安を煽ることもあるので、何事も鵜呑みは危険ですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items