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森が消えれば海も死ぬ 陸と海を結ぶ生態学

松永勝彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062576703
ISBN 10 : 4062576708
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

森と海はつながっている。新たな視点で生態系を解明した衝撃の名著から16年。日本各地、さらには東南アジアまで飛び回り、海の再生に取り組み続ける著者が、最新の事例と研究成果を大幅加筆し内容を一新。

【著者紹介】
松永勝彦 : 1942年三重県生まれ。立命館大学理工学部化学科卒業、大阪大学大学院工学研究科修了。理学博士。1986年から北海道大学教授。森林が河川、湖、沿岸海域の生物生産にはたす役割についてこれまで研究を続けてきた。研究は、未知の世界の扉を開くというはかりしれない喜びと同時に、人類の幸せに何らかの貢献ができればとの思いで、人間と自然との共存をめざした取り組みを行っている。1992年に創設され、環境の研究にたずさわる研究者に贈られる第一回環境水俣賞を受賞。2003年9月北大を辞職、現在四日市大学環境情報学部教授。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふぇるけん

    20代のころ、北海道日本海側の積丹や奥尻などの海に潜ったとき、やけに岩が白くて海も透明だな、と思ったことがある。それは「磯焼け」と呼ばれ石灰藻が岩を多いワカメや昆布などの海藻が枯死した状態らしい。この磯焼けが起こる原因は、鉄分と腐植物質が不足していることであることを著者は突き止めた。後半の腐植物質は陸の森から運ばれるものであり、森林を豊にすることがそのまま海を豊かにすることにつながることを認識できた。海の砂漠化を防ぎ「魚つき林」を再生することが日本の漁業を救うことにつながる。

  • gotomegu

    スペクタイターのオススメ本。5章の森と海の関連は、わかりやすかった。ダムや砂防ダムは、砂を止めてしまうことで、河口まで届くはずの砂がとどまってしまうので、砂浜が形成されずに波に削られてしまう。三面護岸の川は、ただ排水を捨てて流すだけの水路となってしまう。スイスでやっている近自然河川工事を日本ももっと取り入れてほしい。便利な暮らしはあきらめる・・というのは賛同できないけれど、折り合いをつける方法を探るべきだと思った。

  • なか

    ・p5 昔から漁民たちは、魚介類を増やすためには、湖岸、河畔、海岸の森林を守ることが大切なことをよく知っていた。それによって、木陰が形成され、水温の急激な上昇を防ぐとともに餌となる昆虫の落下を促すなど、物理的な好循環が生まれる。こうした森は「魚つき林」と呼ばれた。江戸時代には、魚つき林は「木一本首一つ」とまで言われ厳しく簡易rされていたところもあったほど重要視されていたが、現在ではそれを知っている人はほとんどいなくなってしまった。

  • マネコ

    「森は海の恋人」このキャッチコピーは幼いことから身近でしたがこの本を読んでその本質をしりました。自然活動は森→川→海と続いており、森が駄目になると海にも大きな影響があります。植林活動や間伐など森林保全を考えさせられる一冊でした。

  • 🍭

    生態学への関心が高まっているので目につく生態学本全部読む!トテモオモシロイ……

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