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ISBN 10 : 4814000383
Content Description
「知ること」「知識」とはどのようなことか。人間が完全に知りうるものもあれば、原理上それが不可能なものもある。では、わたしたちが「知った」と言えるのは、どんなときなのか?物事を「疑う」ことの重要性はそこにある。疑うことは、物事を正しく知り、確実な知識を手に入れるということと表裏一体を成す。哲学が誕生した古代ギリシャの時代から現代に至るまで過去の哲学者が格闘した歴史をたどりながら、知識を単なる信念・意見と区別することの大切さ、その区別の基準が何かについてあらためて考える。
目次 : 第1部 懐疑主義の歴史(ヘレニズム期の懐疑主義/ モンテーニュの懐疑主義とデカルトの方法的懐疑/ 方法的懐疑への批判的検討)/ 第2部 懐疑主義に抗して―現代の認識論・知識論(知識の正当化の問題と基礎付け主義/ 整合説―クワイン、デイヴィドソン、ローティ/ 自然主義、信頼性主義、徳認識論/ マイケル・ウィリアムズの文脈主義)
【著者紹介】
松枝啓至 : 1978年熊本県に生まれる。2002年京都大学総合人間学部卒業。2008年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(人間・環境学)。現在、大阪工業大学・龍谷大学非常勤講師などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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