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辞世の歌 コレクション日本歌人選

松村雄二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305706201
ISBN 10 : 4305706202
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の歌の歴史に大きな足跡を残した代表的歌人の秀歌を、堪能できるように編んだ初めてのアンソロジー。本書は、室町時代中期以降の辞世の歌44首を掲載。世上でよく取り上げられる辞世約80例も付録として収載。

【著者紹介】
松村雄二 : 1943年東京都生。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、国文学研究資料館名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    「風さそふ花よりもなほ我はまた春の名残をいかにとかせん」人口に最も膾炙した辞世歌かと思われる。浅野内匠頭長矩が切腹を前に詠んだとされるが、真筆は残らず、「多門伝八郎筆記」※に残されるのみ。この翌年に赤穂浪士の討ち入り、そしてさらに47年後に『忠臣蔵』※2が成立するのである。さて、本書は当該歌を含めて44首の辞世歌を収めるが、辞世かと思えば読む方も受け手である我々も感無量の想いを持つことになる。私の選ぶベスト1は山崎宗鑑の「宗鑑はどちへと人の問ふならばちと用ありてあの世へと云へ」の飄々とした俳味をとる。

  • tonpie

    お一人様1首限りというのが、辞世の素敵なところだ。この本も原則見開き1人でスッキリと薄い。「あらたのし思ひは晴るる身は棄つる浮世の月にかかる雲なし」大石内蔵助良雄  「思ひおく鮪の刺身ふぐと汁ふっくりぼぼにどぶろくの味」新門辰五郎 「この世をばどりゃお暇と線香の煙とともにはい左様なら」十返舎一九 今はこんなエピキュリアンが好みだが、死ぬまでには変っちゃうかもしれないなあ。たとへば「爆弾の飛ぶよと見てし初夢は千代田の松の雪折れの音」幸徳秋水 「益荒男がたばさむ太刀の鞘なりに幾とせ耐へて今日の初霜」三島由紀夫

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #中條ふみ子 #短歌 灯を消してしのびやかに隣にくるものを快楽のごとくに今は狎らしつ #返歌 灯を点けて隣来る顔見定めて自分が狎らされるの待つのみ 今昔秀歌百撰96番は 散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐 三島由紀夫である。 昭和四十五年十一月二十五日 今昔秀歌百撰96番は遠藤浩一(拓殖大学大学院教授)が選んだもの。もう1つの辞世の歌、 益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へし今日の初霜 をamazonで紹介。意味をいろいろ取れるところが短歌のよいところなのかもしれない。

  • テト

    何のためにこの世に生きて、何のために暮らしてきたのか、何をもって自分の人生とするのか、人生が終わる死に際に何を残すのか、あるいは死に近づいたとき何を考えるのか、辞世の歌の中にその人の人生観や生きていた考えが盛り込まれていた。共感する歌もあるし、共感を感じることができないものもある。ただ生きていることだけではない、人生を感じる世代になったのか感傷が大きい。特に説明はない附録の句たちに想いが入り乱れていて、見込ってしまった。

  • 桜咲

    斉藤先生の読書する人だけが〜をきっかけに読んだ。でも、何だろう心に響かなかった…。教養が足りないのか、心が足りないのか、難しく感じてしまった。他の難しそうな本も、私には無理なのかな( ´_ゝ`)。

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