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少年少女のための文学全集があったころ

松村由利子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409160985
ISBN 10 : 4409160982
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

児童文学への愛にあふれる珠玉のエッセイ。

目次 : 1 食いしん坊の昼下がり(メロンと菓子パン/ 「プリン」を「ゴクリ」! ほか)/ 2 記憶のかけら(プーと私と薄謝/ 物語のうしろ ほか)/ 3 読むという快楽(私の「隠れ読み」人生/ 「クアトロ・ラガッツィ」讃歌 ほか)/ 4 偏愛翻訳考(ドリトル先生との再会/ 正しい発音とは ほか)/ 5 読めば読むほど(読書感想文の憂鬱/ 持っていなかった本 ほか)

【著者紹介】
松村由利子 : 1960年、福岡市生まれ。朝日新聞、毎日新聞記者を経て2006年からフリーランスのライターに。著書に『31文字のなかの科学』(NTT出版、科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(中央公論新社、平塚らいてう賞)など。歌集に『大女伝説』(短歌研究社、葛原妙子賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はる

    面白かったです。児童文学への愛にあふれるエッセイ。子供の頃の思い出を語るとともに、村岡花子や石井桃子などの翻訳の素晴らしさを唱えます。シュークリームは『軽焼饅頭」など、日本人に馴染みのない欧米の生活様式や食べ物の翻訳に苦労した先人たちのエピソードが楽しい。そして白眉なのが「赤毛のアン」の村岡花子について。村岡が原作の重要な場面をバッサリとカットした理由は何か。謎を追求し真相を推測する章は読みごたえがありました。

  • ぶんこ

    幼い頃から本の虫だった著者に共感する所多かったのですが、その読書量、知識量そして記憶力に感嘆しました。本への愛情、憧憬が深かったのでしょう。この本の中で他にも印象に残ったのは石井桃子さんの編集者としての功績です。訳者、編集者の温かい目からの本作りに感謝の気持ちでいっぱいになりました。「星のひとみ」を丸木俊の挿絵で読んでみたいと図書館予約しましたが、この本で紹介されている1965年版ではないのが残念で、しかも読書メーターに登録されていないのも残念。

  • どら母 学校図書館を考える

    同じだ、同じだとうなづきながら読んだ。特に「隠れ読み」のところ。「女の子が本ばっかり読んで!」二言目には怒られたからこそ、読書にのめり込んだに違いない。

  • ツキノ

    元新聞記者で歌人による幼いころに読んだ子児童文学に関するエッセイ。小学館発行の「世界の文学」「世界の名作文学」、「岩波少年少女文学全集」などを手あたり次第に読み、血肉にしてきた著者(1960年生まれ)の、子どもの本に対する愛あふれるエッセイ。1つのエッセイに3つの本が出てくる。子どもの頃にここまで読み込んで、それが記憶に残っているのはとても幸せなこと。わたしはそこまで深い読書体験はなかったので正直うらやましい。児童文革の再読(初読も)はこのところのテーマなので刺激された。

  • 蛇の婿

    子供時代に読んだ本、私はこの人には遥かに及びません。でも市立図書館には何回も通っていたのでわりと早いうちから大人向けの普通の本とか読んでいたなぁ。あと小学校の図書館にあった日本の民話全集と古典落語全集は在学中に読み倒したはず…読んでいて、自分の知っている本の名前が出てくるたびに嬉しさ倍増。「ビーチャの学校生活」なんかマイナーな本だと思っていたのに、この方はちゃんと読んでいらっしゃる。…あと、児童文学が現在子供向けの本として岩波とかで全訳で出版されているのに、大人向けの本で抄訳の場合があったりする謎も

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