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能に描かれる愛のかたち

松村栄子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784827911213
ISBN 10 : 4827911215
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

能の中には実に多様な愛の物語があり、一つとして同じものがありません。そのドラマには現代にも通じる要素が多々あります。芥川賞作家の松村栄子氏が、観客の視点から、能舞台の上の愛の真実に迫ります。「お能はわからない」という人にこそ、手にとって欲しい1冊です。


《著者情報》
松村栄子(マツムラエイコ)
1990年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞、92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞を受賞。他に武家茶道を軸にした『雨にもまけず粗茶一服』をはじめとする小説粗茶一服シリーズ、自身の茶道体験を綴ったエッセイ『ひよっこ茶人、茶会へまいる。』、古典を繙く『京都で読む徒然草』、能楽のすすめ『夢幻にあそぶ 能楽ことはじめ』などがある。京都市在住。

【著者紹介】
松村栄子 : 1990年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞、92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    お能の曲を「愛」という切り口で整理して綴った味わい深いエッセイ。添い遂げる愛/妬む愛/狂う愛などともに、男同士の愛や主従の愛など、男女以外の愛の姿も紹介されている。松村さんが茶道に造詣が深いことは承知していたが、お能もこんなに愛しておられたんだ。能楽はつくづく男性本位だと感じるが(「砧」「松風」「井筒」の待つ女はその典型)、だからこそ「草紙洗」の小町に喝采を送る著者の気持ちがよくわかる。西洋の愛とは異なり、日本では、愛は執着であり煩悩なのだろうか。夢幻能という形式が、その心性を象徴するような気がしてきた。

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