Product Details
ISBN/Catalogue Number
:
ISBN 13 : 9784900997660
ISBN 10 : 4900997668
ISBN 10 : 4900997668
Format
:
Books
Release Date
:
December/2016
Content Description
鴎外手沢本を精査しその思想的格闘を跡づける画期的論考他、鏡花、透谷、嵯峨の屋、花袋、湖処子、独歩、柳田、賢治に至る思想文学が描き出した、世界の見え方=認識風景を一貫して問うことによって、認識のリミットを越える文学の力を救い出す。
目次 : 第1部 鏡花文学の認識風景(融解する世界像/ 逆行する時間/ 「水月」への意志)/ 第2部 鴎外文学におけるSeeleのゆくえ(認識論的「綜合」への模索/ 初期鴎外とドイツ観念論―シェリング受容をめぐって/ 「利他」という思想)/ 第3部 文学理論の背景(北村透谷の詩人観形成とエマーソン受容/ 嵯峨の屋御室における浪漫主義の生成/ 『重右衛門の最後』の思想構造)/ 第4部 境界への想像力(「知」の視線の界域/ 賢治童話の認識論)
【著者紹介】
松村友視 : 昭和26(1951)年生れ。慶應義塾大学文学部教授、同大学大学院文学研究科教授を経て、慶應義塾大学名誉教授。専攻は近代日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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