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神話学入門 講談社学術文庫

松村一男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065145234
ISBN 10 : 4065145236
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いつかどこかの誰かがつくり、帰属する集団によって真実とされ、神聖視された物語―それらはいつしか「神話」と呼ばれ、言語、宗教、科学、自然などあらゆる事象と絡み、語り継がれてきた。どのように広がり、研究され、利用され、変節したのか?デュメジル、レヴィ=ストロースら、神話研究者六人の事績をたどり、果たした役割を明らかにする。

目次 : 第1章 神話学説史の試み/ 第2章 十九世紀型神話学と比較言語学/ 第3章 マックス・ミュラーと比較神話学の誕生/ 第4章 フレイザーと『金枝篇』/ 第5章 デュメジルと「新比較神話学」/ 第6章 レヴィ=ストロースと「神話の構造」/ 第7章 レヴィ=ストロースと「神話論理」/ 第8章 エリアーデと「歴史の恐怖」/ 第9章 キャンベルと「神話の力」

【著者紹介】
松村一男 : 1953年千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門は神話学・宗教史学。天理大学教授を経て、和光大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 塩崎ツトム

    神話研究について、日本でも有名なフレイザー、レヴィ=ストロース、ジョーゼフ・キャンベルを通してざっくり説明。創作者の味方、キャンベルについては結構ぼろくそに書いている。ああ、またAmazonの欲しいものリストが増えていく。

  • さとうしん

    古典的なものを中心とする神話学の学説史。神話学が元来比較言語学や人類学との関係が密接であったことや、レヴィ=ストロースが「構造」を神話学に取り入れたといった学問的背景、あるいは『金枝篇』がキリスト教批判として読まれたこと、キャンベルとスターウォーズとの関係など、学説の受容に関する話を面白く読んだ。古代・中世・近代の時代区分や「宗教」の定義などと同様、「神話」も西欧の基準を他者にあてはめるという側面が強いのではないかと感じたが…

  • みのくま

    19世紀から20世紀までの神話学の系譜をミュラー、フレイザー、デュメジル、レヴィ=ストロース、エリアーデ、キャンベルの6名の学者を中心に描く。ただ内容はかなり辛口で、ミュラーやフレイザーの西洋中心の進歩史観を断罪するのみならず、20世紀以降のレヴィ=ストロースやエリアーデ、キャンベルの西洋近代批判もまた進歩史観を逆転しただけであり、西洋とそれ以外という二項対立の罠から抜け出せていないと指摘する。また、神話学および人類学や心理学の持つカルト的な一面についても重要な指摘をしており、この学問の難しさを痛感した。

  • ふるい

    大変興味深く読んだ。どこまでが神話でどこからが物語なんだろう。レヴィ=ストロース難しそうだけど読んでみたい。キャンベルがやたら胡散臭く感じるw

  • mittsko

    まさに表題のとおり、神話ならぬ神話「学」の入門書として、誠に相応しい一冊! 本当に勉強になります、強くつよくおすすめです 本書は神話学を「十九世紀型」と「二〇世紀型」に二分する大枠のもと、ミュラー、フレイザー、デュメジル、レヴィ=ストロース、エリアーデ、キャンベル、六人の神話学を順に紹介します 大家中の大家の業績をコンパクトに紹介していただけ、さらに学問分野とは学説史(方法と理論の積み重ね)であることよくよく示してくださる、ありがたい ※ 底本『神話学講義』1999年刊を、2019年に改題文庫化したもの

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