Product Details
ISBN 10 : 4480068953
Content Description
『古事記』『日本書紀』は、ただの神話ではない。新しい国家の実現を目指し、大和王権が各地で口承されていた神話の力を利用して創作した、極めて政治的な“神話”である。本書では、この二つの“建国神話”をどのように読めばよいのかを説き、また「風土記」を読みとくことで、国家・地方間のダイナミックなテキストの攻防を明らかにする。地方が“建国神話”を受け入れたとき、「日本人」の自覚と、精神史上の「日本」が誕生した。その過程を目撃せよ。
目次 : “神話”と国家/ 第1部 “建国神話”の形成(神話から“神話”へ/ 利用された出雲の神々/ 隠された司令神)/ 第2部 記・紀の“神話”をどう読むか(“神話”は読めるか―記紀以降の“神話”作り/ 古事記の“神話”をどう読むか/ 日本書紀の“神話”をどう読むか―主文と一書が作る神代)/ 第3部 出雲が「日本」になった日(“出雲神話”の再構築/ モノを祭る王の“神話”作り)
【著者紹介】
松本直樹 : 1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。博士後期課程退学。博士(文学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。また、早稲田大学教育・総合科学学術院長、教育学部長、教職支援センター所長も務める(2016年6月現在)。専門は上代日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
読了日:2016/08/04
terve
読了日:2019/12/20
かんやん
読了日:2024/04/28
マッピー
読了日:2018/02/14
ムカルナス
読了日:2018/01/10
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