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自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム 角川ソフィア文庫

松本敏治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007812
ISBN 10 : 4044007810
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「自閉症の子って津軽弁話さないよね」妻の一言から調査は始まった。10年間の研究のすえ妻の正しさは証明され、この変わった研究は全国紙にも載る結果に。それから数年後、方言を話すようになった自閉症児が現れた―。多数者である私たちはどう方言を話すか、相手の意図をどう読み取っているか。そもそも「普通」の発達とは何かを問うことで、ことばの不思議から自閉スペクトラム症を捉えなおそうと試みる画期的ノンフィクション。

目次 : 第1部 自閉スペクトラム症の振る舞いと認知の謎(音声の絶対音感者/ 自閉症は熊本弁がわからない/ 人はどうやってことば遣いを選ぶのか―社会的関係性と心理的関係性/ なぜ、ごっこ遊びでは共通語を使うのか/ 印象としての方言 ほか)/ 第2部 新たなる謎(方言を話すようになった自閉スペクトラム症/ 再び調査開始/ ケースの実態/ なぜ、自閉スペクトラム症も方言を話すようになるのか―社会的スキルの獲得と関係性の変化/ 自閉症は日本語を話さない)

【著者紹介】
松本敏治 : 1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。87年北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。稚内北星学園短期大学講師、同助教授、室蘭工業大学助教授、弘前大学助教授を経て、2016年弘前大学教授。弘前大学教育学部附属特別支援学校長、同特別支援教育センター長を歴任。16年より教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 呼戯人

    正編に続く続編。自閉スペクトラム症の研究として、確かに面白い視点を提供しているが、実際に自閉スペクトラム症を相手にしている人にとっては、役立つ知見には乏しい。実際に、言語療法とかパニックを収める方法とかそういう実践的知見がもっと欲しいところ。

  • 碧海いお

    続刊が出ていることを知りました。しかし、1巻の方がよかったです。 話し方というよりも作業的。ASDはどうして仕事ができないのか?で当事者の方や当事者が周囲にいる方がいればが読めば納得はするでしょうけどもそうではないとイマイチかもしれない。

  • メイロング

    前作よすぎるとこうなるのか。2というよりパワーアップキット的内容であり、2として読みたかったテーマは3への前振りという肩透かし。角川ソフィアでもう一度出版するなら、前作と合本でむしろちょうどいい。でも厚くなって、岩波現代文庫のほうが似合ってしまいそう。内容がアップデートなので、前作のようなミステリ感はない。でも読まないと3がわからなくなるからもどかしい。読んでて岩波科学ライブラリーは大きい魚逃したなあって思いました。

  • 於千代

    人間の発話には揺れがあり、一方でテレビは一定な為、ASDの人がテレビから習得するというのは興味深い。前作と今作をあわせ、人間のコミュニケーションについての解像度が少し上がった気がする。

  • mft

    研究の進展がわかるという意味では興味深いが1冊目ほどのインパクトはない。ASDの特性の説明が詳しい分だけ、TD(定型発達)が平板で画一的なゾンビの群れみたいに扱われているように感じられて、気持ち悪くなってきた

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