チャレンジ!ヒエログリフ 古代エジプト象形文字

本書では、ヒエログリフがどんな文字なのかを簡単に見ていきます。一見したところでは、絵のようなその文字の形にまどわされ、難しそうに思えてしまいますが、意外にも、その基本的な考え方は、象形文字が変化してきた漢字と日本で独自に考え出されたかな文字を合わせて使っている私たちのものととても近いのです。まずは、自分の名前を書くことからはじめてみませんか。そのために、オリジナルでテンプレートを用意しました。ヒエログリフの練習にご利用ください。そして同封したパピルス紙に名前や日付、イラストを書いてみてはいかがでしょう。古代エジプト人の一面を体験するなかでヒエログリフに親しんで下さい。

目次 : 第１章　トゥトアンクアメンの名前の読み方（右から、左から、たてにも、横にも書くことができる/ 名前の文字をくわしく見ると　ほか）/ 第２章　ヒエログリフのしくみ（日本語の文章のしくみににている/ ヒエログリフのあいうえお　ほか）/ 第３章　ヒエログリフで見るファラオの名前（古代エジプト王をファラオというのは？/ ファラオは５つの名をもっていた　ほか）/ 第４章　ヒエログリフで見るエジプトの地理（エジプトの風土/ ２つの国　ほか）/ パピルスについて（パピルスの語源）

【著者紹介】
松本弥 : １９５９年、福井県敦賀市生まれ。早稲田大学卒。専門は古代エジプト史。日本オリエント学会会員。ＮＨＫ学園通信講座「ヒエログリフ入門」監修、ＮＨＫ学園オープン・スクール講師を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）