Product Details
ISBN 10 : 4065150116
Content Description
スティーヴ・ジョブズが「師」と仰いだ起業家ノーラン・ブッシュネルは、創造をもたらすには「クレイジー」な人物を雇うべきだと説いた。「創造」と「狂気」には深い結びつきがあることを先端で活躍する人たちは、誰もがよく理解している。そして「創造と狂気」という問題は、実に二五〇〇年に及ぶ歴史をもつ。本書は、プラトン、アリストテレスに始まり、デカルト、カント、ヘーゲルを経てラカン、デリダ、ドゥルーズに至る壮大な歴史を大胆に、明快に描く未曾有の書である。気鋭の著者がついに解き放つ渾身の書き下ろし!
目次 : はじめに―創造と狂気は紙一重?/ 「創造と狂気」の関係を問う/ プラトン―神的狂気と創造/ アリストテレス―メランコリーと創造/ フィチーノとデューラー―怠惰からメランコリーへ/ デカルト―狂気に取り憑かれた哲学/ カント―狂気を隔離する哲学/ ヘーゲル―狂気を乗り越える哲学/ ヘルダーリン―ついに統合失調症が現れる/ ハイデガー―詩の否定神学/ ラカン―「詩の否定神学」の構造論化/ ラプランシュとフーコー―ヘルダーリンと父の問題/ アルトーとデリダ―病跡学脱構築/ ドゥルーズ―「詩の否定神学」からの逃走
【著者紹介】
松本卓也 : 1983年、高知県生まれ。高知大学医学部卒業。自治医科大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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