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ISBN 10 : 4883231216
Content Description
水俣病に関してすでに多くの記録や論説が出た。しかし、水俣病事件史に関してきわめて重要な水俣市議会や市民会議の動きの部分が大きく欠落していた。水俣市議会での「肝っ玉おっ母」のやりとりは、実に臨場感にあふれてとにかく面白い。そして議会民主主義とは何か、と問いかけているようである。
目次 : 第1章 会社の言うことは信じられない/ 第2章 受難続く患者と家族/ 第3章 二十二年間、水銀が海に流された/ 第4章 世論を巻き起こす運動を/ 第5章 「公正円満、早期解決」の大合唱/ 第6章 確約書を迫る厚生省/ 第7章 チッソへの抗議も許されない/ 第8章 あっせん費用、水俣市が立て替え/ 第9章 第三者機関にだまされる
【著者紹介】
松本勉 : 昭和6年(1931)水俣市生まれ。昭和27年水俣市役所入所。昭和28年水俣高校定時制卒業。市役所職員労働組合書記長、水俣地区労働組合協議会事務局長など歴任。昭和43年1月、日吉フミコらと水俣病対策市民会議結成。水俣病患者の支援運動をはじめる。平成2年市役所退職
上村好男 : 昭和9年(1934)大口市生まれ。昭和28年水俣市に移住。昭和30年松本良子と結婚。昭和31年智子出生(昭和37年水俣病に認定、昭和52年死去)。昭和32年扇興運輸入社。平成6年同社退職。現在、松本、上村は水俣市内山で日吉フミコと胎児性患者などを考える「ホタルの家」に参加
中原孝矩 : 昭和15年(1940)北九州市(旧戸畑)生まれ。昭和39年北九州大学外国学部卒業。1967〜69年まで朝日新聞記者として水俣市に駐在。平成12年同社退職。現在、甘木市に在住、種々なボランティア活動に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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