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知らないではすまされない地政学が予測する日本の未来 Sb新書

松本利秋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815608828
ISBN 10 : 4815608822
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新型コロナウイルスがパンデミックとなり、全世界的な災厄を招いた。中国が世界に存在感を示し、アメリカと「米中冷戦構造」を構築。また各国それぞれが抱えていた経済や国家体制、政府と国民との向き合い方といった根本的な弱点が露わになる。中国の隣国であり、米国の同盟国である日本にとって、ポスト・コロナの新たな世界における戦略的立ち位置はいかなるところにあるのか。地政学的思考法を基礎として提言する。

目次 : 第1章 マクロな視点でコロナ後の世界の動向を分析する地政学の基本(なぜいま地政学か/ 日露戦争と地政学―弱体化した英国の制海権とロシアの膨張 ほか)/ 第2章 中国経済に依存した悲劇(中国共産党の基本政策と日本の対中戦略/ 大陸的発想で海洋進出―地政学を読み違えた中国 ほか)/ 第3章 地政学から見た朝鮮半島―日本の戦略的視点とは(地政学から見た朝鮮半島プレリュード/ 中国に寄り添い大陸国家を目指す南朝鮮・韓国 ほか)/ 第4章 海から見た日本の生き残り戦略(海の地政学―知られざる安倍論文の中身/ 日米印豪を結ぶ日本の戦略 ほか)/ 第5章 新段階に入った日本―地政学的立ち位置とクアッドの舞台(クアッドからTPPへと新世界構築の推進役となる日本/ 米新政権に対する日本の戦略とファイブ・アイズ加入の条件 ほか)

【著者紹介】
松本利秋 : 1947年高知県安芸郡生まれ。1971年明治大学政治経済学部政治学科卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了、政治学修士。ジャーナリストとしてアメリカ、アフガニスタン、パキスタン、エジプト、カンボジア、ラオス、北方領土などの紛争地帯を取材。TV、新聞、雑誌のコメンテーター、各種企業、省庁などで講演。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨードー

    作者曰く、中国王朝は過去その実力からして、朝鮮半島を経由しての日本攻略はさほどの難事ではなかったと思われる。地理的要素もあるが、朝鮮民族国家の存在のおかげで、大陸より膨張してくるランドパワーを食い止めた。地政学的な見地にたてば、朝鮮国家の存在は日本の安全ににとって得難い条件であった。ソ連しかり。そう考えるととても重要な存在であったのだ。あと、インドネシア高速鉄道の問題にも触れられていたが、は2021年7月現在、環境問題等の問題が勃発。2022年末完成予定(新華社発表)らしいが無理な気が・・・

  • アルミの鉄鍋

    ★3 地政学の話はやはり茂木誠さんの本が1番わかりやすいなぁと思った。この本はある程度、地政学を知ってないとわかりにくいと思う。地図の絵があったらもっとわかりやすいのに。後、各国の人口の統計の話も絡めると力関係はどんどん変わっていく。中国、ロシアは人口が減り、これから人口が増えるのは東南アジア。どこの国と関係を取るかを見る上でも人口統計から見る視点も重要。

  • しゅー

    ★★ 「地政学」と名のつく書物は多いのだが、地理か政治のどちらかに偏った代物が多い。本書は「ランドパワー」と「シーパワー」、「ハートランド」と「リムランド」などの基本的な用語がしっかりと押さえられているようだったので手に取った。各章の冒頭に【一般的な認識】と【地政学の視点】が併記されて論旨が整理されるのも良い構成だと思う。朝鮮半島の捉え方と、その南北が入れ替わるような事態が起きていると言う解説が興味深い。また、温暖化で北極圏の地政学的な地殻大変動が起きているとの話も。後半が少し冗長に感じられたのが残念だ。

  • なん

    かなり面白かった。ニュースを見ていても背景が解らないことも、地政学の観点から見ると腹落ちした。クワッド(日米豪印)の理由と、英国のアジアでの動きとかそういう事か?!と理解できました。

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