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もしも「死にたい」と言われたら自殺リスクの評価と対応

松本俊彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784498129740
ISBN 10 : 4498129741
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan

Content Description

「死にたい」とだれかに告げることは,「死にたいくらいつらい」ということ.だから,もしもこのつらさを少しでもやわらげることができるならば,「本当は生きたい」のである.「死にたい」という患者を前にして医療は何ができるのか,何をすべきなのか.自殺企図,自殺未遂患者の自殺リスクをどう評価して,どう対応すべきなのか.この難しいテーマに真っ向から取り組んできた筆者がこれまでの経験と知識を元に書き下ろした一冊。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まさかず

    「早くお迎えがこないか」「死にたい」介護最前線で常に答えに迷う言葉。自殺は「死を怖がらずに凝視する能力」と「所属感の減弱」と「負担感の知覚」により実施される。支援者としてできうる事は否定的態度の改善、根本問題への介入、チームケアにより孤軍奮闘の防止、「死にたいのではなく自分の抱えている困難な問題を解決したい」と考える事、支援者自身の自殺への自問、希望的観測を押し付けない、なぜ死なずにすんできたのか?へのアプローチ。自殺自体への働きかけと生きる意欲へのアプローチとして得ることの大変多い本だった。

  • れい

    最後まで、人は、迷っている。それだけは、心に刻んでおこう。また、メサイア・コンプレックスに陥らぬように気を付けたい。

  • テツ

    おそらく希死念慮なんて誰にでも生じるものだし、何なら死ぬための計画を具体的に立てたことのある人間だって割合としたら相当数がいると思う。衝動的に「やっちまう」ことを止めることはできないけれど、そうした死を望むきもちを口にしてくれたのなら、悪念が去るまで気を紛らわせることはできるのかもしれない(年がら年中希死念慮に苛まれているというのは素人がどうにかできる問題ではないけれど) もし身近な人間から死にたいというきもちをうちあけられたのなら力づくでも死なせない。両腕両脚をへし折ってでも阻止する覚悟がある。

  • futabakouji2

    死にたいという気持ちを和らげてくれる本。死にたいと思うことは死ぬほど精神的に辛い状況に置かれている。死にたい、死にたくないの気持ちで揺れ動き、その疲れから逃れるために自殺する可能性が高くなってしまうようだ。どんなことでもいいから自分にとってストレスを緩和できる、嫌な気持ちにいっぱいにならないような対処策を考えるべきであろう。別に趣味でもいいから始めるべき。

  • 海星梨

    動揺したり、説教したりしてはいけない。自殺・自傷以外にもあてはまる。ひどい虐待に直面して、「それでも親はあなたを愛しているからひどく当たるのよ」という説教は最悪。臨床の根底にあるいろいろを学べた。

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