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近代日本の中国認識 徳川期儒学から東亜協同体論まで

松本三之介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784753102914
ISBN 10 : 4753102912
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan

Content Description

徳川初期の儒学から「帝国」日本の思想的帰結としての東亜協同体論まで、日中関係の精緻な思想研究の成果に立って、今なおグローバル時代の日本国民の課題である「他者理解」の問題を照射する思想史。

【著者紹介】
松本三之介 : 1926年茨城県に生まれる。1948年東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • hatohebi

    中島敦の文学を考える上で、「父祖伝来の儒家」である家学の教養の変遷を辿ることは重要だ。古典籍に基づき中国に範を求めた伝統的な漢学は、明治以降新たな在り方を余儀なくされた(村山吉廣・齋藤希史が詳しい)。敦の父・田人は国語漢文教師として朝鮮・満洲へ赴任、兄の辣(玉振)は甲骨文とモンゴル語、端(斗南)はアジア主義、弟の比多吉は中国語通訳として満州国建国に関わるなど、漢学の枠組みの外部や現実政治に生きることを求めた。その背景には、近世から近代における、中国観の劇的な変動があった。

  • ねすとる

    ちくま学芸文庫版読了。我が国にとって有史以来永遠の文明先進国であった中国。その認識が「西洋」の登場と近代化によって大きく変化していく。主要な思想家をおさえながら江戸徳川期から昭和戦前期までを横断的に論じていて非常にわかりやすく面白かった。文庫サイズになって読みやすくなったのも良い。筑摩書房、gj

  • しめじ

    大東亜共栄圏につながったという印象がありあまり良いイメージのない東亜共同体論が中国蔑視からの脱却という目的を持っていたというのは新鮮な印象を受けた。

  • たぬき

    アメリカ 進化論 印画紙

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