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ソヴィエト・デモクラシー 非自由主義的民主主義下の自由な日常

松戸清裕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000237482
ISBN 10 : 4000237489
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

非民主主義的な全体主義国家だったと言われるソ連は、デモクラシー(人民の権力)を重視し、人びとから寄せられる膨大な数の陳情・意見に真剣に向き合っていた。体制に容認された自由と政権の目を盗んで得た「自由」をも謳歌していた人びとの日常を一次史料から丹念に再構成し、ソ連型民主主義の実態に迫る意欲作。

【著者紹介】
松戸清裕 : 1967年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。北海学園大学法学部教授。ソ連史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • BLACK無糖好き

    ソ連型の民主主義とは何だったのかを改めて振り返る。ソ連では西側諸国のような「自由主義」は否定されるが、人々は限られた領域での「自由」を享受したり行使したりしていた。また、人々は不満や要望を国家機関や党機関に伝えることも認められていて、人々と政権の間に擬似的な「対話」が行なわれていた。厳格に中央集権化された統制国家というイメージがある半面、かなりの「ユルさ」が内在していたことが見て取れる。他方で、本書ではあまり触れられていないが、人々の提案や要望を汲み取る努力と汚職との関係性は気になるところ。

  • KW

    政府頑張ってる。これは政治の民主主義と経済の社会主義の分離ではなく、経済も政治も同一のテーブルで語った、ソ連型民主主義としたため、経済に対する国民の声を聞いて解決するという構造になってる(革命で作られたので、国民の声大事)。頑張らないといけない設計であった。構造的に女性の権利獲得は積極的に行う要素の一つであった。ペレストロイカ以前に国民の不満爆発ではなく、物資は足りないものの横流しなどで適応してる面もあった。労働時間も短く、ぬるま湯感も伺える。 平等であろうとした時に、ルール逸脱の罰則がどんどん厳しくなる

  • Go Extreme

    ソヴィエト民主主義とは: リベラルでないデモクラシー ルソーの思想と社会主義的民主主義 理念を実現する努力 女性解放・代議員の努力 代議員の苦労と不満 自由は実現されたか: 全人民討議・対話 市民の権利と自由の重要な保障 勤労集団による参加 日常生活における自由と「自由」 過度の寛容さというリベラリズム 寄生的生活様式 自由の結合―サークル、ロック、ジーンズ 偽りの平穏: 社会秩序維持 自由時間の増加と違法行為 見せかけの平穏と自由 ソ連における民主主義と自由: ぬるま湯性と自由 ソヴィエト民主主義の遺産

  • horada

    ****

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