Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• まふ

  読了日：2023/12/12

  ナポレオンの生涯とその事績を豊富な図版によって解説したナポレオンガイドブックの好著。同種の入門書として読んだのは2冊目であったがこちらの方が少し細かく図版も多い。いわばナポレオン学園初等部2年生的な位置づけ。英仏の19世紀前半の文学的名作を読むうえで時代背景としてナポレオンの生涯は基本知識として重要であり、この本はその要求に最小限度の回答を提供してくれる。生涯的にはナポレオンがジョセフィーヌを事実上離婚して世襲君主を目指してしまったことがいかにも人間臭く、この意味でも「英雄」の生涯に相応しいと思った。

• Koning

  読了日：2016/04/21

  コルシカからセントヘレナまでナポレオンの軌跡を軍事だけにとどまらずバランスよくまとめた良書だと思う。何気に戦場の地図でちゃんとNATO式兵科記号を使ってるあたり偉いとか権力掌握の道のりであったりカトリックとの和解であったり工業化の出遅れだとか抑えておくべき事柄はちゃんと抑えてあるところはよございます。文献リストが欲しかったですね。

• Nat

  読了日：2020/12/26

  図書館本。ナポレオンの転落は、ジョセフィーヌとの離婚から始まった。自分の子どもに帝国を継がせたいという煩悩から、全てが崩れていったように思う。ナポレオンの家族、ナポレオンとカトリックの関係、ナポレオンの政治などについて丁寧に解説されていた。

• A.T

  読了日：2025/03/16

  スタンダール「赤と黒」の時代（1830年代）の直前、ナポレオン時代を復習するために。革命後の左翼と王党派の合い乱れた政治局面と打破する戦争。ヨーロッパ社会の貴族、王宮社会の結びつきは、一国の左翼革命は一国に納めきれない影響力となった。革命後にも関わらず、1804年のフランス皇帝の「自己載冠」の「間抜け」な演出がなぜ行われたのか… ルイ16世、アントワネットの断頭から11年後に。

• スプリント

  読了日：2016/04/09

  戦争の才能だけに注目してしまいがちですが、政策面や宗教対策、人材雇用などナポレオン帝政について詳しく書かれており勉強になりました。もちろん戦争についても非常に詳しく書かれています。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します