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ISBN 10 : 4480438076
Content Description
2021年、シェイクスピア全集、個人全訳を完結した著者は、翻訳を開始する直前、年間100本以上のシェイクスピア劇を観続けていた。代表的14作品を、演じられた舞台に即して「男と女の力学」「闇の中の輝き」「この世は仮装パーティ」等のテーマに分類し、掘り下げていく。シェイクスピア劇が10倍楽しくなるエッセイ。文庫化にあたり、全集最終巻「終わりよければすべてよし」についての書下ろしと全作品翻訳開始後のインタビューを加えた。
目次 : 第1幕 男と女の力学(『ロミオとジュリエット』―別れがこんなに甘く切ないなら/ 『夏の夜の夢』―何もかもが二重に見える ほか)/ 第2幕 闇こそ輝く(『リチャード三世』―歩きながら俺の影法師を眺めていられるよう/ 『ヴェニスの商人』―ああ、俺のキリスト教徒の金 ほか)/ 第3幕 この世は仮装パーティ(『間違いの喜劇』―この世界にとって俺はひとしずくの水/ 『お気に召すまま』―ひと目惚れでなければ恋にあらず ほか)/ 第4幕 時間がみた夢(『リア王』―忍耐だ。我々は泣きながらここへやってきた/ 『冬物語』―並居る皆様を驚かせて差し上げて ほか)/ 第5幕 視線の政治学(『ハムレット』―見られずに見て…/ 『終わりよければすべてよし』―失ったものを褒め称えれば、思い出は貴重になる)
【著者紹介】
松岡和子 : 1942年、旧満州新京(長春)生まれ。東京女子大学英米文学科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家。1993年より28年をかけてシェイクスピア戯曲全37本を翻訳、ちくま文庫『シェイクスピア全集』全33巻が完結した。この業績により、2021年、第58回日本翻訳文化賞、第69回菊池寛賞、第75回毎日出版文化賞“企画部門”、2021年度朝日賞、第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
読了日:2022/06/04
榊原 香織
読了日:2022/09/20
おにく
読了日:2022/06/10
活字スキー
読了日:2023/03/07
こうすけ
読了日:2022/05/18
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