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死神さん、やさしく殺してキスをして 1 電撃文庫

松山剛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049167122
ISBN 10 : 4049167123
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
つくぐ ,  

Content Description

 ロンドンに朝が来なくなって、八年と三ヶ月。ジェームズは本業の学生を務めながら、文字通り夜な夜な副業をこなす。それは、“死神”として人々の寿命を狩り、世界の“寿命平衡”を保つこと。だが彼は、その性格と過去のトラウマから、人を殺すことができないでいた。
 ある日、ジェームズは銀髪のシスターが男の胸にナイフを刺し、寿命を回復させている現場を目撃する。彼女の名は、メアリー・ストランド。同じ学校の生徒であり、永久の時を生きる不死の“聖女”。ジェームズの妹が不治の病であると知ったメアリーは、ある提案をする。
『あなたの妹・マーガレットの寿命を伸ばす代わりに、私を殺してちょうだい』
 人を殺せない死神と、死ねない聖女は、命をかけた契約を結ぶ――。


【著者紹介】
松山剛 : 東京都出身。2007年「閻魔の弁護人」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    最高に面白かったです。 朝が来なくなったロンドンで人の寿命を刈り取る死神のジェームズ。病を抱える妹と慎ましく暮らしていたジェームズが人に命を与える力を持つ聖女メアリーと出会ったことで動き出す彼の運命は葛藤の連続で少年が背負うには重過ぎる。だからこそ、ジェームズと共に残酷な運命を背負うメアリーの愛がどれほど支えになったのかはその後の彼の行動を見れば明らかで。提示された設定を余すことなく使用した絶品のローファンタジー。大満足!

  • よっち

    ロンドンに朝が来なくなって8年と3ヶ月。人を殺せない心優しき死神ジャームスが死にたがりな聖女メアリーが命をかけた契約を結ぶ物語。世界の寿命平衡を保つため人々の寿命を狩る死神なのに、性格とトラウマから寿命を削るに留まっていたジェームス。彼が寿命を回復させるメアリーを目撃し、本来相容れないはずの存在が、彼女を殺すことを条件に彼の不治の病を抱える妹の寿命を延ばすために契約する2人。ギリギリまであがく中で、死神の対立するメアリーとかけがえのない存在になっていく中、彼らが迎える結末はなかなか粋で素敵な物語でしたね。

  • 真白優樹

    突如暗黒に包まれ、朝が来なくなって八年が経過したロンドンで学生がてら死神の仕事をする少年が、不老不死の聖女に出会い始まる物語。―――優しく殺して恋をする、生きてほしいと願いだす。 トラウマにより人を殺せぬ少年、千年を生き死にたいと願う聖女。 少年の妹を鎹に交流する中、二人の間に尊い絆が芽生えていく物語であり、切なくも交わされる温かな思いが、胸を打つ物語である。夜の先、待っているのは小さな奇跡。まだまだ世界に危険は数あれど、つながったこの手は離さない。これからずっと、 うん、とても面白かった。

  • MoriTomo

    朝が来なくなったロンドンを舞台に、心優しき死神の主人公と死にたがりな聖女の関係を描いた物語で、主人公の抱えたトラウマと、対立関係にあるヒロインとのやり取りが印象的でした。 不治の病を患う妹を救うために突き付けられた選択に足掻き続ける展開は胸が締め付けられるほど切なく、最後まで目が離せない素敵な物語でした。

  • 碧海いお

    作者読み。ロンドンで学生でありながら、仕事で死神をしているジェームスと不死の聖女メアリーが出会う話。 今時の作品ですから、家庭環境が酷でしたが、人間関係が温かく結末がいい作品でした。

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