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ムスビの系譜 書とは根源的に如何なる行為なのか

松宮貴之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784885922442
ISBN 10 : 4885922445
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

結ぶ力は、産む力でもある―――「ムスビ」とは、ムス=産とヒ= 霊の二つが重なった言葉、何かが生まれ出る瞬間の力、さらには、人と人、他界(祖先)と現世を繋ぐこと、「結ぶ」はたらきを指す。
本書では、「ムスビ」を手がかりに結縄(縄の結び)や書契(文字や割符)の時代へと遡り、文字の淵源を巡る神話の解体と書の原初的型態の復元を試みる。
筆の習俗的・宗教的意味の考察、類感呪術としての墨と水の意味への論究を踏まえ、文献としての書論の誕生へと至る過程を復元し、書論の連続性と変革性を活写。
加えて、日本語の感性を炙り出し、日本の書の特質についても言及する。
そして総括として、書史を「文」と「工」と二元的にとりまとめ、弁証法をもって書史全体を一望。
「書の根源」に迫り、定説を塗り替える理論を提示する。

【著者紹介】
松宮貴之著 : 作家、書家。1971年生まれ。東京学芸大学教育学部芸術課程書道科卒。文学修士(二松学舎大学)教育学修士(東京学芸大学)学術博士(総合研究大学院大学)大阪大学非常勤講師、佛教大学・四国大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    中国と日本の書の源流論。文字学というよりは思想の方面から検討する。契刻と筆写を「工(人)」と「文(人)」と対比的にとらえるのは面白い。しかしそうなると「文」と「工」の統合の試みとして、文人の嗜みとしての篆刻の意義についても言及してほしかったところ。

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