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もしも世界からカラスが消えたら

松原始

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784767832371
ISBN 10 : 4767832373
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
松原始 ,  

Content Description

人気カラス学者が3年がかりで挑んだ渾身の作!

都市部でカラスが多く見られる世界的にも珍しいカラス大国(?)ニッポン。それゆえ一部で「嫌われ者」になっているとも言えるのが日本のカラスです。

カラスがいないと生態系や人間社会、都市環境はどうなるのか?

カラスを愛しすぎている鳥類学者・松原始が「カラスが世界からいなくなったら?」という想定でSF(少し不自然)な未来を占っていきます。

ただの空想ではなく、膨大な資料や考察をもとに展開されるパラレルワールド。博覧強記のカラス学者が書き下ろしで挑んだ新境地、はたして結末はいかに‥!?

【目次】
プロローグ もしも世界からカラスが消えたら

第1幕 生態系からカラスが消えたら
・カラスはキーストン種か

第2幕 生物の進化史からカラスが消えたら
・最初からカラスのいない世界
・カラスの代役(身代わり)候補たち

第3幕 人間社会からカラスが消えたら
・宗教からカラスが消えたら
・文学からカラスが消えたら
・エンタメからカラスが消えたら
・名前からカラスが消えたら
・学問からカラスが消えたら

第4幕 カラスの代役オーディション
・代表最終選考の前に
・スカベンジャーとしての代役
・都市生活者としての代役
・「頭がいい」鳥としての代役
・条件付きの有力候補
・最終結果発表

エピローグ 鳥類学者マツバラのパラレルな日常

【著者紹介】
松原始 : 1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館・特任准教授。京都大学理学部卒。同大学院理学研究科博士課程修了。専門は動物行動学。研究テーマはカラスの生態、行動と進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みかん🍊

    もしもカラスが消えたらの検証をしてみる、人には嫌われるカラスだが役立つ事もしている、種子散布をしたり死骸も食すしゴミ掃除もしている、代わりに生ゴミ漁って散らかして嫌われたりしているが、もしカラスが消えてもすぐに大きな影響や生態系の狂いはでない、では代わりになる物はあるのかとの検証をしてみる、果実を食べる鳥、死骸を食べる鳥、カラスは賢いがカラスより賢い鳥も存在する、カラスが出てくる物語や映画もたくさん存在するので、その代わりは難しかも、烏の生態と共に他の鳥の特性も描かれたでもちょっぴり烏贔屓の本。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2024-51)【図書館本】タイトル通りに「もしもカラスがこの世界にいなかったら」という事をカラス屋の松原さんが考えてみた本。カラスがいなくなったらゴミを荒される事も無いし、朝からうるさくないからいない方がいいんじゃない?って思われるけど、カラスは街の掃除屋だったりする。生態系に与える影響もあるけれど、古来から身近な存在だっただけに文化的な影響の方が大きいかもしれない。日本のシンボル的な存在「八咫烏」なんてカラス以外何がある?八咫雀?八咫鳩?うーむ。やっぱりカラスはいて欲しい。★★★

  • kirinsantoasobo

    図書館本。以前読んだ「カラスの教科書」がとても面白かったので、こちらも読んでみました。荒らしているようでじつはお掃除屋さんのカラスですが、存在していなかったらどうだったのかを様々な視点から考えています。カラスがいなかったらこのアニメ作品はどうなるのか、代わりになるとしたらどんな鳥かなど、鳥好きには楽しいお話がいっぱい詰まっていました。いつも鳴き声が面白いなと思うし、歩き方にも愛嬌があるのでついつい目で追ってしまいます。陽が昇るとやってきて、夕方になると帰っていくのどかな風景の絵になる鳥でもありますよね。

  • ローレンツ🐾

    鳥類学的または生態学的【空想科学読本】な感じ⁈そこそこ面白く読ませていただきましたが松原先生そろそろネタが尽きてきた? 結局はカラスがいない世界でもニッチをめぐってカラス的な鳥があらわれるんでしょうね!

  • 淡紅

    生態系からカラスがいなくなった世界だけでなく、人間社会からカラスがいなくなったら、その代役を担う鳥が他にいるかどうかを、カラス愛に溢れる鳥類学者が模索しながら、カラスや他の鳥たちの生態を紹介する。面白かった。生物学的な話も良かったけど、人の文化とカラスの関係の話につい声を出して笑ってしまうところもあった。文学、映画、アニメなどの作品の中に脇役なりでも登場するカラスを、生物学者の視点で鑑賞するのも楽しそうでした。イラストがとても味があって可愛い。

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