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スターバックスでラテを飲みながら憲法を考える

松井茂記

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641227057
ISBN 10 : 4641227055
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スターバックスでラテを飲みながら考え議論するような雰囲気のもと、さまざまな問題提起がなされ、知的好奇心を刺激する。現代社会への憲法学からの問題提起。

目次 : 1 安らかに死なせてほしい―尊厳死の権利および安楽死の権利/ 2 死者の個人情報の行方―死者とプライバシーの権利/ 3 憲法はアイヌ民族について何を語っているか―個人の尊重と先住民族/ 4 イメージ一枚で四億円?―チャイルド・ポルノグラフィ抑止の値段と表現の自由/ 5 集会をどこでするか―集会・表現の自由とその行使場所/ 6 「全国民の代表」とは何か―国会議員の地位/ 7 Short,Tall,Grande,or Venti?―現代の行政権/ 8 顔ぶれが変われば憲法判例も変わる?―憲法判例と最高裁裁判官人事/ 9 裁判のことを知っていますか?―「裁判の公開」原則は裁判情報を伝達する役割を果たしているか/ 10 集団的自衛権は放棄されたのか―憲法九条を素直に読む/ 11 国王も神と法の下にある―「絶対王政」対「法の支配」?

【著者紹介】
松井茂記 : 1955年生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了。大阪大学法学部助教授、同教授を経て、ブリティッシュ・コロンビア大学ピーターアラードロースクール教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たか

    書名にある通りカフェなどで気軽に読める内容です。法学初心者向け。

  • ひろ

    思った以上に「法学部の憲法学講義の副読本」だった。十三条に照らせば自殺は自己決定権に含まれており、患者の安楽死を認めない同意殺人罪は違憲の可能性があるとする第1章、十三条を広く解釈し、個人が望む生き方を実現する環境の整備が国に求められると考え、先住民族の文化を保護する役割が国にあると導く第3章、九条は「国際紛争の解決」のための軍事力行使を禁じているため「国際紛争」の解釈次第では許容される軍事行動の範疇が広がってしまう(しかし憲法以上に国連憲章が厳重に国家間の軍事行動に歯止めをかけている)とする第10章など

  • neatANDtidy

    題名に釣られて。題名から連想してしまって、著者の面々をイケメンや美女だと思ってちょっと浮かれ気味に少しだけ読む。初学者の私には、最高裁判事の出身が検察か弁護士かで意見が割れることすら面白かった。ありがとうございます。

  • むち

    少なくともラテを飲みながらとかいうラフな雰囲気には見合わない法学者のゴリゴリの書き口。なのでコーラを飲みながら読んだ。言葉の定義が厳密で、普段とは違う本の読み方になった。様々な側面から憲法を考えている。これまで憲法について考えることなく死ぬ人が大半だったと思うので、考える時代になったのだと感じる。9条肯定派、反対派のどちらの後ろ盾にもならない、ただ解釈を示してくれているのがとてもよい。

  • 田中峰和

    憲法55年の会の偉い学者たち11人が、日常の疑問と憲法を絡めて解説する啓発書。編者の松井教授が日頃から、スターバックスでラテを飲みながら、原稿を書く習慣から発案した本書のタイトル。他の学者たちもタイトルを無視できず、工夫している。ラテはイタリア語で単なるミルクなのに、スタバのせいでエスプレッソと温めたミルクの意味になったと冒頭で解説する紙谷教授。本題はラテの伝説からチャイルド・ポルノグラフィに移る。米国でわいせつな日本のアニメをダウンロードして有罪になった事例。バーチャルの評価は一定していないようだ。

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