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ISBN 10 : 449010961X
Content Description
もし、食卓に「コオロギバーガー」や「ミールワームパスタ」が並ぶ日が来たら‥‥
きっと驚くでしょう。でも、未来の食卓には、そんな光景が当たり前になるかもしれません。
私は長年、栄養士として「食と栄養の本質」を探り続けてきました。食べるという行為は、空腹を満たすだけでなく、身体を育て、心をつなぎ、文化を受け継ぐ営みです。だからこそ、限られた資源の中で、どのように“食”を支えていくのか――その問いが、私を“昆虫”という小さな食材へと導きました。
災害支援の現場では、たんぱく質やビタミンの不足、食事の偏りが深刻な課題でした。東日本大震災を機に、私は「栄養危機をどう乗り越えるか」という問いに真正面から向き合い、現在は東大阪大学短期大学部で研究と教育を続けています。
2013年、FAO(国際連合食糧農業機関)は、昆虫を“未来のたんぱく源”として位置づけました。昆虫は小さくても栄養価が高く、環境負荷が低く、持続可能な食を支える大きな可能性を秘めています。
私が提唱する「昆救食(こんきゅうしょく)」とは、“昆虫で人を救い、地球を救う食”という意味を込めた言葉です。
本書では、昆虫食の栄養的な価値、食育としての意義、そして持続可能な未来への挑戦を、できるだけわかりやすく紹介しました。この小さな命の恵みが、あなたの食卓や考え方に、少しでも新しい発見をもたらすことを願っています。 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? (本書「はじめに」より)
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